彼女と別れた当初思ったこと

※長文注意

自分でも見返したくないため何言ってるか分からないところがあるかもしれませんが、大学生の恋愛を知りたい方がいたら是非覗いてみてください。何かしらの役に立てたら幸いです…

彼女は出版業界で本を出していた方で、その出版社に向けてファンレターを綴ろうと考えていた文章になります。



相手のもっと好きになる像に自分はなれなかった。愛されている今の状況に満足していた。元々何かに挑戦する心が少なかった自分。実行力がなかった。いやそう決めつけるよりかは、彼女といることだけで本当に満足していた。もっと好きになってほしいという気持ちが少なかった。
自分は人よりは恋が分かっていると思っていたがまだまだ知らないことばかりだった。相手のことをいくら大切にしても、自分をもっと好かれる努力をしなければならないといけない。ただそれも彼女のため、とだけ思うとやる気は起きない。そこを上手くどう自分の心に落とし込んで行うか、そこで賢く大人の心が必要なのかもしれない。

・なにを書いてもらいたいか
・運命とは結局タイミングの重なり
・捨て方がよくなかった理由
・離れたときに何を思うか、2人はまだ愛までは達していなかった、

・自分が一番楽で無理をしない自分でいることができた。それはおそらくお互い。ただそこに新鮮さや恋、って感じはあんまりなくジジババみたいな感じだったなあ

・彼女を支えることが生きがいの一つになっていた

株式会社 麻布書院様
須藤紗奈さんの「女子高生が考える十代の生き方」を読んでどうしてもファンレターを送りたいと思いここに綴らせていただきます。
私は静岡の田舎出身ですが今は東京の文系大学に通う普通の大学生(男)です。実は須藤紗奈さん(磯谷美海さん)とは派遣のバイト先で出会い、波長が合ったため連絡を頻繁に取るようになり、その後1年と2ヶ月ほどお付き合いをさせてもらいました。彼女のイタズラ好きで子供のような笑顔をキラキラさせる反面、心はとても大人でさまざまな知識があり将来を見据えている姿勢に私はとても惹かれてしまいました。そのときの自分の生きがいが彼女の幸せをどこまでも見守りたいと思うまでに愛していました。ただ、彼女は高校3年のときの受験を惜しくも受けれず、2019年から本格的に受験勉強を開始するという中々ない経歴を築いている途中でした。その段階で自分との恋は邪魔になるだろうと考えていました。彼女は一つのことを考えると時間を忘れるほど一生懸命に考えるほどいい意味で不器用で努力家でした。それは彼女自身も気づいていたため、勉強に夢に時間を割く時間をもっともっと増やしたいという気持ちが自然と出てきていたのだと思います。それは2018年半ばを越えてからひしひしと感じていました。彼女のがんばりをただ見守る、そして帰れる場所になるそんな家族のような存在になれればよかったと今でも感じています。実際には馬鹿な自分の理性が出てきてしまい、悲しさをにじみ出させたり一緒にがんばろうとまで言ってしまいました。これは絶対に彼女が望んでいない、望んでいたとしてもそれじゃだめだと思う型を自分は何度か彼女に押し付けようとしてしまいました。ただ彼女はそれを口に出して言うことはありませんでした。最後まで私の思う気持ちを尊重してくれたのかもしれません。別れを切り出す時は決まって浮気をしたからもうこんな私とは別れて、申し訳ないからという理由でした。自分はこれに更に理性をかき乱されてしまいました。彼女に伝えたいです。逆効果だったよと。その後の私は電話をしたり会ったりして更に優しくそばにいることを強調してしまいました。たださすがにそれではだめだと思い会う回数は減らしていきました。おそらくその期間に彼女は私の価値や自分自身の夢に私が必要かどうかを考えたんだと思います。考え切ったような顔で私に別れを切り出してきました。そのときは自分が何を言っても曲げないなと感じ取りました。持っていたものも返され今までの写真も消したなどと言われると私は寂しさばかりが溢れ出てしまい、自分との約束、未来はどうなるかばかり気にしてしまいました。あのとき彼女の将来を語れていたら今もしかしたら何か変わっていたかもしれません。その後もやはり気になってしまい何度か連絡を取ってしまいました。彼女が先に進みたいという気持ちを踏みにじるような行為だったと今はとても反省しています。彼女にも寂しい気持ちがあるのは当たり前のことなのに、そこだけを摘み出しては自分の価値観を高めさせようとばかりしてしまいました。なんて子供で愚かな行動であったのかと思います。ただ彼女も彼女で全てを語ってほしかったです。もちろん1年付き合ってきてわかることも多かったけれど、言葉に出して言う、言葉に出し合うことがどれだけ重要かはもっと分かっていてほしかったです。
私に見切りをつけた彼女は新しい彼氏と付き合うようになったそうです。3回目の自分からのどうでもよいメッセージの返信にそう書かれていました。おそらく事実でしょう。何か特別な理由があったのかも、と最初は自分を守るような考えを持ち続けていましたがそうではないことがこの本を読んで、そして彼女に別れ際言われたことから気づきました。
私と彼女は性格の面で似ている部分があったり、笑いやイタズラの壺が似ていたりしてはいたものの物の見方、将来の考え方というのは異なっていました。ただ完全に異なっていたかというとそうではない気もします。人間というのはいくつか進みたい道があると思うんですが、私は普通に働いて結婚して幸せな家庭を築きたいという道を選んでいます。ただ彼女と前に話したとき、彼女は小児科になりたい、医師目線からの小説が書きたい、など様々な夢を語っていました。ただ私と出会い、私の考えを聞いて自分がもっと幸せになるような道もあるのかという考えも口に出すようになりました。そのときは学生の間に結婚すれば、など言っていましたが私がそれはきついのではと言った記憶があります。二人の間でどのような将来を築いていくかはその後あまり話し合うことがなくなってしまいました。お互い両立は難しいのではないかと考え始めてしまったのだと思います。それが今回受験を始めるに至って夢を叶えるのに私の存在価値を考えたのだと思います。
もう一つに、本にも記載されていましたが、彼女は自分が気になった人の特徴から自分はこういう人が好きなんだと気づく恋愛をしていると書いてありました。高校の時の彼氏もそうだったようで、彼氏がいない時期ははあまりなかったと聞いています。そのような恋愛観が今回自分との別れの際に変わったのではないかと思いました。最初は優しくてずっとそばにいてくれるから好きと言ってくれていましたが、別れのときには何かあなたはがんばれるのか、夢とかないかなど聞かれるようになりました。おそらく彼女が抱く彼氏像、夫像が将来を考えるにあたり、または過去の男や告白された男など様々な男を振り返り考えるようになったのではないかと思います。自分は夢というのは自分が幸せを感じれるための一つのツールとしか思っていないのであまり強く感じる人ではなく、それは前々から彼女も気づいていたと思います。彼女の一緒にいたい人の像に当てはまっていないことを隠し通してきて彼女の気持ちに蓋をしてしまっていたと思うととても申し訳なかったです。ただそれに気づいたのかどうかということをもう少し彼女の口から聞きたかったです。おそらく私の後の彼氏は彼女が初めてタイプだと思える人だったのでしょう。正直私と付き合ってるときにもその彼氏のことを考えていただろうなと今思えば思い当たる節があります。ただこれに関しては彼女にあまり非はないと思います。あるとしたら口に出して今の複雑な感情を言ってほしかったくらいです。言っていたら私は今このような文章を書くまで考え、別れたのにあなたの気持ちになって考えたいとも思わなかったでしょう。ただ彼女の気持ちを考え彼女の気持ちになってみると、私はなんだかつまらなくてもったいない生き方をしているのかと思うようになりました。夢はツールで、幸せとは愛し合う人ができ家族ができれば良いというなんという低偏差値の奴が考えるようなことで満足していたのか、と考えるようになりました。でもおそらくこれが本来人間が望んできたものなのかもしれません。私の家は彼女とは違い両親ともに低所得の共働き、私はこう大変な生活をしていては家庭を持ったとしても幸せが半減してしまうと考え、勉強をし何になりたいという夢はなく、ただどうしたら幸せになれるか、その答えは人がいっぱいいる東京に行けば誰かに教えてもらえるだろうと思っていました。私の家では私は勉強をして偉いからという理由で自分のしたいこと未来に関しては誰も口出しはしてきませんでした。もしくは自分がそれを避けていたのかもしれません。それもあって私は未来に関して無知で無関心な自分になってしまったのかもしれません。もちろん時にこれをしたいあれをしたいと思うことはありますが、相談することもなんだかきまりが悪く、あまりいろいろなことを言える友達もいなかったため自分に蓋をし結局何もしてこない毎日でした。高校の時には放送部に入っていたものの、自分がしたいことが見えなくなりノイローゼ気味になったこともありました。これは彼女にも伝えていなかったと思います。そのときに助けてくれた元カノはただ後押ししてくるばかりで自分が幸せを与えていくからという考えで、受験期にはその想いに助けられたのですが大学になり自分の考えが潰されると思い別れました。そしてはるとの付き合いで自分の今までの悪かったところをこうして考えれているところまで成長させてもらいました。何げもなく進んできた今私は心理学という道の中にいます。これは偶然にも進んできたのではなく、学生時代の自分を救ってあげたい、もっといろいろなことに気づかせてあげたい、支えになってあげたいという思いがあり自分は今この道に自然といやどこかで考えながら進んできたのだと思っています。もし自分のような学校の体裁を守りなかなか口答えのできない子がいたら声をかけてあげたい、今君は考える自由だって辞める自由だってあることを伝えれる存在、スクールカウンセラー になる夢を真剣に考え始めています。自分の二の舞にはさせたくありませんし、何より自分にも支えがあって何でも話せる人がいたらと切に思っているからです。もし私はこの夢をちょっとずつ叶えれたら自分の幸せよりももしかしたら幸せを感じれると思います。正義感もありますがそれよりも自分の使命だと感じれると思っています。そのためには院に入り研修をし様々な試練があると思いますが、始めて自分のしたいことを親にも言えたので、これからもさらに自分と向き合い目指して行きたいと思います。また親と話すうちにやはりお金の心配もあるのでこれから主流になっていくだろう資産運用に関しても既に勉強を始めました。もちろん愛すべき家族を作りたいという幸せもつかみとりたいですが、プラスaのこと、守るために必要なことはこれからどんどんしていかないといけないと考えています。
長々と作者との関係から、自分の話までつらつらと書いてしまい申し訳ありませんでした。良ければなのですが、彼女、磯谷美海が会社を訪れた際でいいのでこの手紙を渡していただけるとありがたいです。お手数おかけしますが、渡されるのは受験終わりの方がいいのかなと思っています。彼女のことをかなり知った自分は彼女の本を読むことに対し新しい発見がありまた自分の考えを直にえぐってくれてとてもインスピレーションをもらえます。彼女は言いたいことやりたいことをかなり周りの人に自然と隠しすぎてしまうところがあるので、今後もこのような本を彼女に書いてもらいたいです。恋愛のページが少なくしかも他人のことばかりだったので、今回の私の事例を含めた彼女なりの思いや経緯などをまとめれば面白いものが出来上がるのではないかと思います。その時はいくらでも協力しますので。彼女とは職場や学校で励ましあえるような関係でいたかったなと思います。それがもし運命が交差し、なれたならそれほどまでに幸せなことは無いと思います。この一年彼女と一緒にいれたことは何よりの幸せでもあり人生の転換点にもなれたと自負できるくらいなので(笑) 愛はあったけれど自分の人生を愛の中に閉じこめて何もしたくないと逃げていた自分が情けなく彼女も呆れてその関係から脱したいのだと思います。 それではよろしくお願い致します。

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