消費者金融からお金を借りた話 4

まず話に入る前にお詫びを申し上げます。

更新が遅れてしまい申し訳ございません。

少し予期せぬ出来事が起こってしまい更新が遅れてしまいました。

というのも現在もまだ残っている借金のことなのですが、返済がうまく処理されていなくてその対応に追われていました。

たいしたことはないのですが、これまで期限厳守を心がけていた私にとって今回の出来事はあらためて債務者という立場をはっきりとさせてくれました。

またこういったことがよりいっそうと今回の話に影響を及ぼすかと思います。ネガティブな影響ですが。

では、つづきです。

私は2年生へと進級した。
キャンパスで新しい顔を見かけるようになり、月日の流れをより感じた。

その新鮮さもはじめの頃だけであり、少し日が経つと私は大学へと足を運ぶことはなくなった。

7月が期限の定期が財布に入ったまま気がつけば2年生を終えようとしていた。

春学期の修得単位は2。
かろうじてレポートのみ提出の授業は単位をもらうことはできた。

とんだ親不孝ものである。

両親が汗水流して稼いだお金で大学へ通っている私がよもや大学にはいかずにギャンブルにいそんでいるとは思わないだろう。

ふと、思うことがあってそのたび申し訳ない気持ちにはなった。

それでも私はパチスロをやめることができなかった。

人間というものは欲望に忠実なものである。

私は最初パチスロの魅力としてお金が増えるからのめり込んでいると思っていた。

しかしこの頃からパチスロのゲーム性を理解しはじめて別のところに打つ意味を見つけていた。

だが、だからといって勝てるとは限らない。

1週間負けが続いたと思えばそのあとは
何を打っても当たる。とにかくお金が増える。

このようなサイクルを繰り返していた。

ただこのサイクルのみを繰り返していれば問題なかったのだがある時を境に少し逸脱してしまう。

例えば、
3万負け、2万負け、5万負け。

しかし、
5万勝ち、5万勝ち。

となれば実際にはお金は減っていない。

しかし私は勝ったとき負けたときのことをすっかり忘れて勝ったお金を使い果たしてしまうのであった。

ギャンブルで失敗する人はこのパターンの人が多い。

もちろんその補填をするのはアルバイトの給料から。

私はこの1年で100万円稼いだ。
そして2年生のおわり私に残ったのは
友人やアルバイトの先輩などから借りた
15万ほどの借金であった。

もうアルバイトの給料では補えなくなってきていた。

そして秋学期の成績表が家に届き
通年で 2単位しかとれないまま私は3年生へとなることが決まった。

(単位がお金で買えればな…)

などと日々思っていた。
金などないのに。

つづきます。