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自民党総裁選挙と靖国参拝

明日は自民党の総裁選挙。民主主義国家とは思えない、この一党の総裁が決まると数の原理でほぼ間違いなくこの国の首相が決まるというとんでもない仕組みが延々と続いている国にっぽん

国の代表を決めるのに主権があるはずの国民に投票権がない。そもそもがおかしいのだが、その自民党の総裁を決める選挙の件を連日テレビで流され特に批判もしないテレビ報道を一方的に流され否応なく耳に入り、あたかも自分に投票権があるように勘違いしている人も多数。とことんこの偽民主主義の国の仕組みは変わらないのだろうなと嫌になる日々である。

自民党の議員はこの期間どこにつくべきか、誰につけばこの先いいポストにつけるか、ここについてたら冷や飯くうかも、などなど疑心暗鬼や裏切りや、情報を漏らしたりあれこれ頭を使い算段しているだろう。この頭は今まで一度でも民衆にむけて使ったことなどないだろう。

どの候補者もとんでもないのだけど、とてもとても危惧するのは高市である。初の女性首相とかいいんじゃなーいなんて短絡的な人が増えているのも危険だけど何よりこの人の思想的な部分はとても危険視している。

毎年毎年、靖国を参拝しているというニュースで見かけていたし、以前からの発言がとんでもなく危険思想だとは知ってはいたが、最近も総裁選にでるにあたり、テレビ出演した際にこんなことを話している。

「例えば昔、植民地支配という時代がありました。すべての宗主国に対して被支配された国々が宗主国のリーダーが自国の慰霊碑にお参りすることに文句を言いたくっている事実はあまり私は聞きません。中国はイギリスに何かも文句を言ったかというと聞きません」26日放送のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」より

靖国神社に参拝してなにが悪いの慰霊して何がダメなの?という人も多いし特に若い世代は靖国の何が問題なのかすら考えたこともないのではないかと思う。

靖国神社がどういう性質のものか。戦犯が祀られていること、戦死者たくさん入っていること。戦時中、お国のために立派に戦死したら靖国神社に入れてもらえて神様になる。だからお国のために立派に戦ってね。というのは当たり前のように言われていた。戦死したら神様になる。

戦争で死んで靖国に祀られたら神様になる。そんなとんでもないそんなことになるわけがない話が利用されてきたのだ。戦争というのは悲惨でえげつなく殺される。もしくは殺す。そういう陰惨なものをごまかす手法だと思うし国の為に死ぬ、殺す。が、素晴らしい事、尊い事という事につながるようにされた歴史。その象徴だから嫌だし危険だとずっと思っている。そういうものや事を許していると必ず同じような手法で利用する権力者が現れる。戦争犯罪者を神様にしているわけでそれを現役国会議員が正当化する。こんな危険な事はない。

それくらいで、と思う人はいるだろう。しかしこういうこと一つ一つをゆるして目をつぶっているととんでもないことになるのである。こういったことが話題にならなくなった時が本当に危ない時なのだ。

平和なんかいっきに崩れる崩される。

岸大臣は8月10日の記者会見で、「この度、防衛省では、小学校高学年から中学生を主たる対象とした「はじめての防衛白書」を作成し、近日、防衛省のホームページ上で公開することとしております。「はじめての防衛白書」では、令和3年版の防衛白書の内容のうち、我が国周辺の安全保障環境や防衛省・自衛隊の取り組みなどについて、若年層向けにできる限り分かりやすくまとめたものとなっております。特に、以前作成しましたトピック別の「まんがで読む防衛白書」とは違い、ターゲットを絞ったわが国の防衛政策について幅広く学べるコンテンツを、初めての試みとして新たに作成をいたしました。

ひたひたと来ていたきな臭いものが、ここにきてかなりの速度で近づいているように感じずにはいられない。

なにが一番恐ろしいかというと、誰がなるだろうねー、真子様の結婚どうなんやろねー。えー嵐の桜井くん結婚だってーとそういうことにだけ熱心にみている民衆が多いことかもしれない。

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