【ご報告】『幻想と怪奇』ショートショート・コンテスト＆『幻想と怪奇 不思議な本棚 ショートショート・カーニヴァル』
第二回『幻想と怪奇』ショートショート・コンテストにて、拙作「灰白」が最優秀作に選出されました。ありがとうございます！
「灰白」は6月21日発売の『幻想と怪奇 不思議な本棚 ショートショート・カーニヴァル』に収録されております。
他の受賞作も個性豊かな面白い作品ばかりで、二十七名の名だたる作家様たちによる「本について、または本のある場所についての物語」も素晴らしいです。是非お読みいただけますと幸いです。
最優秀作という栄誉も嬉しいですが、たくさんの素敵な作品と一緒に掲載していただけたことが光栄で、それ以上に嬉しいです。
作品の最後にも付記いたしましたが『灰白』は前衛人形作家・浜いさを先生への追悼作です。私は浜先生の白い人形に何度も癒されてきました。心から感謝しています。
私なりの怪奇幻想、なおかつ人形愛、しかも百合……いわゆる「一般受け」を一切無視した、好きなものを煮詰めたような作品になりました。『幻想と怪奇』の企画だからこそできたことです。
『灰白』の執筆を通して自分を見つめ直すこともできました。長く続いた停滞の薄闇をやっと抜けられた気がします。もっと書きたい、と強く思いました。
これを機に短編にも積極的に取り組んでいくつもりです。もちろん、連載中の長編の完結も諦めません。
今後ともよろしくお願いいたします。
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