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チャイルドシートの免除について

 お子さんのいる家庭ではチャイルドシートは必需品となっていることでしょう。いつから使用していつまで使わないといけないのか?は皆様知っていることかと思います。

 けれども、免除されることがあるのをご存じでしょうか?ここでは、チャイルドシート使用の免除されるときを説明していきたいと思います。

●座席の構造が、チャイルドシート固定に適していないとき

 例えば、座席のシートベルトが2点式や4点式などの特殊なシートベルトではチャイルドシート固定が出来ないですよね。ただ、自家用車ではそのようなシートベルトはあまり無い事例かと思います。

●病気・怪我等でチャイルドシートの使用が適切でない場合

 腕や脚を骨折している場合や自閉症等の精神的障害がある場合は免除されることがあります。  骨折時には、身体に負担がかからないように三角巾や固定器具により負傷部位を固定しますが、チャイルドシート使用により、身体に負担がかかる可能性がある場合は免除されます。  また、自閉症などの症状を持ちシートベルトで固定することにより、お子さんの負担が見込まれる場合は、使用が免除されます。ただ、取り締まる警察官には説明できるようにしておきましょう。

●応急救護のため、病院や消防署などの医療機関・官公庁に向かう時

 お子さんが病気や怪我した際に、応急処置をしてもらうために、医療機関や官公庁に向かう場合はシートベルトが免除されます。ただ救急車のように緊急走行ができる訳ではないので、落ち着いて運転しましょう。

●搾乳やおむつ替えをするとき

 チャイルドシートを使用したまま、搾乳やおむつ替えはできませんよね。 搾乳やおむつ替え時はチャイルドが免除されますが、終わった際には免除されなくなりますので、留意してください。

●お子さんの身体的な問題

 肥満や身体の状態によってチャイルドシートに使用が適しない場合は免除されます。

●チャイルドシートを置くことにより、定員乗車が出来ない場合

 チャイルドシートを設置することにより、定員乗車が出来ない場合は、免除されます。  ただし、チャイルドシートの使用は免除されていないので、他にチャイルドシートがあるのなら可能な限り、使用することが求められます。

●タクシーやバスを利用するとき

 一般旅客運送事業用の車両に乗車する際は、チャイルドシートが免除されます。

●幼稚園バス等送迎に使用するバス

  幼稚園バス等は、座席が幼児用になっているためチャイルドシートを取り付けることが出来ません。ただし、座席にシートベルトがありチャイルドシートを装着できるのであれば免除されません。   

 以上がチャイルドシートの免除となる条件です。

 また下記リンク先は神奈川県警察のチャイルドシートQ&Aとなっております。

詳しく見たい方はこちらを参照ください。

神奈川県警察/チャイルドシートQ&A (pref.kanagawa.jp)

 警察官も人間ですので、この免除条件を覚えていない職員も残念ながらいます。もし上記の免除条件を満たしておきながら違反を切られた際には、配属先の警察署名と氏名を確認しておき、問い合わせしてみるのも良いでしょう。違反点数が戻ってくる可能性があります。

 また、あくまで大事なのはお子さんの命ということを念頭においてください。免除されるからと言って、設置・使用しなくても良いという訳ではありません。チャイルドシートの重要性・目的を理解して使用が必要な時と免除されるときを認識していきましょう。

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