ギタリスト目線、ミュージカルや劇伴奏をするためにやっておいた方がいい事

こんにちはギタリストmako-Gです。

これまでにミュージカル伴奏や劇伴奏などを何回かやらせていただいて(今年の9月にも伴奏します)、その経験から劇伴奏などに興味がある方へ何かしらお伝えする事ができればと思い書き残しておこうと思いました。

まず、

家で電気を消して真っ暗にし、譜面台に挟むペンライトのみでの練習

をやっておいた方がいいと思います。

実際の舞台の画像ですがこんな感じです。

演者の後ろ側に私たちミュージシャンがいますが、真っ暗です。

画像1

舞台では演者がメインなので、演奏者側は真っ暗で手元すら見えなくなる事もありますから、日頃から手元を見ずに弾けるようにする練習もいります。

それと本番ではセリフをよく聞いておかないといけません!

とくに自分がイントロをやる時はこのセリフの後すぐ!って指定がありますからドキドキしますよ。

後、作曲者から送られてくる楽譜は当然TABなど使いませんので

読譜力と初見力を鍛えた方がいい

と思います(早く曲を仕上げるため)。

短期間で膨大な楽譜が送られてきますからこの辺はよく練習しておく方がいいと思います。現場での尺変更もよくあるので臨機応変に対応する必要も(演者のセリフの長さと曲が入るタイミングをあわせるため)。

楽譜に書いてあるコードネームから音の成分がわかる、またはその逆もできるようにしておく

と曲を覚えるのも少し早くなります。特にピアニストの方が書く楽譜はクローズドボイシングなのもあり、転回または音を省く必要もありその時にコードネームがあればそれをたよりにどれを省くか決めたりする必要もあります。

歌手によっては♭5〜6個のキーもあり、セーハする曲が増えて手がきつくなる事もあります。カポタストで処理可能な場合はそれを使うのもありですが、曲と曲がアタッカ(各曲の境目を切れ目なく演奏すること)の場合は時間もないので結構大変な時もあります。簡単なポジションの所でいかに体力回復するかがカギですね。

こんな風に書くと躊躇してしまって最初の第一歩が踏み出しにくいかもですが、

伴奏チャンスがきたら絶対に引き受けた方がいいです!

引き受けたからには練習をやらざるを得ないですから(笑)。

私も一回目は分からない事だらけでとにかく必死に練習しまくりました。そしてこれで得た経験は必ず報われます。最初の1回目はかなり大変ですが、2回目以降からその作業が少しずつ楽しくなってきます。

「もう~また難しい拍子で作りおってからに~」って言いながら心では「よしやってやろうじゃないの!」みたいな感じで気合が入るようになります。

そして何よりも皆で作り上げる舞台というのは本当に最高ですよ!

今できる出来ないの話ではなく、チャンスはいつくるか分かりません、チャンスが来た時に「はい、やります!」といえるよう日ごろから腕を磨いておいたほうがいいかもですね。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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