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アメリカの幼児教育システムについて

アメリカと日本の教育システムは類似しているとは言え、細かな詳細は異なり、アメリカへお子さんと共に駐在になる方々は少々混乱するかと思います。私もアメリカに長い間住んでいたものの、実際我が子に関係して来るまで自分自身混乱していました。

まず日本との違いは
アメリカの義務教育は日本で言う
幼稚園年長〜高校卒業まで
日本より長いです

日本のように、公立の保育所はありませんので
アメリカで言われるプリスクール(日本人の間ではプレと言われています)日本の幼稚園年少&年中時は、
民間のデイケア+プリスクール、教会系保育所、または片親、祖父母が自宅で育児をする選択肢となります。
教会系はお手頃な値段の所が多いですが、半日や数時間預かりの所が多い傾向です。
民間のデイケアは、一人当たり$1300前後(コロンバス周辺)で、乳児時の金額が一番高く、年齢が上がるにつれ少しづつ金額が下がります。子どもが2、3人と増えてくればデイケアだけで$2600〜$3000以上となり、これに伴う収入が夫婦共々になければ、アメリカとは言え、多くの母親が(もちろん夫の場合もあり)幼稚園年中まで育児に専念する事も多いです。

私の娘は3歳児からキンダー(幼稚園年長=義務教育)まで、モンテッソーリースクールに通いました。アメリカでは、3歳児になれば『託児』ではなく少しお勉強ができる『プリスクール』に通うこともできます。
通っていたモンテッソーリースクールは、プリスクールの間の2年間はモンテッソーリー協会の方針に沿っての教育を受け、キンダー期になるとモンテッソーリー方針に沿ながら、州の規定にも従いスペリング、簡単な算数などを勉強をしていました。娘の通っていたモンテッソーリースクールは、最低2年通学ができなければ、入学許可がおりません(校長先生の方針)。他のモンテッソーリ認可学校からの転校は別扱い。
またモンテッソーリー教育については、後日書きたいと思います。

多くのアメリカ人は、両親仕事をされている方を除き、
年中時までは子どもを半日プリスクールへ通わせ、残りの半日は自宅育児。
キンダー時に公立へ通わせる人が多い傾向に。
もちろんプリスクールからキンダーまで継続してある民間スクールは、授業料はかかっても(公立キンダーは無料)キンダー卒業までは同じスクールに通わせる親も多いです。

『色々なチョイスがあり、少し混乱しましたか?』

簡単に整理すると
年少、年中=プリスクール期(民間と教会系)有料
年長=キンダー期 (民間と公立チョイス可能) 有料&無料

となります。もちろん公立のみが税金で賄われているので、授業料は無料です。プリスクール期に子どもを通学させたければ、お金がかかってきます。

日本人の駐在員の奥様方は、
「やっと幼稚園期まで達して、、自分の時間が持てるようになったのに・・。」と思う方も多い事と思います。
教会系のプリスクールはお手頃なところも多いので、半日は諦めなければ自分の時間が持てますよ。

ただ注意して頂きたい事は、コロンバス周辺のキンダーは学区により通学パターンがかなり違います。

A学区は半日コースのみ(午前、午後と別れる)
B学区は週2回フルキンダー+1日隔週
C学区は週5のフルキンダー
D学区は半日コース・抽選でフルキンダーコース(プラス半日分は有料)

このように学区によりキンダーの通学時間はマチマチです。ただ、学区によりエイドさん(日本人の生徒をお手伝いする現地採用の日本人の方)がいたりいなかったり、、、幼児期〜小学校低学年までは子どもは感覚的に英語を学ぶためエイドはあまり必要ないと言われる方も多いですが、小学校中学年で英語がほとんどゼロの状態でこちらに来る子は、エイドがいる学校が良かったり。。。歳が異なるお子さんがいらっしゃる方々には、家探しに付いてくる学区選びが一番苦労するところと思います。

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