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うまい!代行サービス

職業というのは常に代行なのだと思っています。

自分がしたいけどそれをするには大変な努力を必要とするものを、その分野に長い年月を費やしてきた他者にお願いする。

そう考えた時に自分は誰の何を代行するのだろう。

そのひとつが「美味しい野菜を探している人」の「うまい!の代行」です。

うまさを重視する理由は、それが身心の健康をサポートするのに最も効果的な方法だと思うからです。

高脂肪や高糖分、高塩分を美味いと感じるのはきっと、かつては人間にとって得難い栄養素だったから。その名残で健康を害する過剰摂取でも美味しいと感じてしまう。この点についての美味いは信用ならない部分もあります。

ですが野菜についての美味しいは栄養価の高さと相関があります。しかも野菜を代表する栄養素については欠乏や不足を心配することはあれど、過剰症を心配するようなものはないでしょう。1日350g野菜を食べましょうという指針がありますが、もっとも野菜を食べる長野県で平均280gなのだそうです。私が勉強している分子栄養学でも1日に600g〜800gの野菜の摂取により、より健康が増進されるとあります。

美味しい野菜は嬉しいし、沢山食べるし、また食べたくなる。そして栄養価が高い。

野菜が美味しいというのは栄養価の高いものを沢山食べたくなる健康増進システムなのです。

「美味い野菜を探す」代行とは具体的にはどんな内容なのか

まず野菜のうまいには2軸があると考えています。

1つは植物生理を理解し、活かすことで栄養価を上げていく絶対的な技術(追求)の軸。これにより品目を問わず、作る野菜全種類の平均的な美味しさをあげることができる。

2つめは季節、品種、品目、食べ方、栽培の仕方(土耕や水耕)等の組み合わせの中から、うまい!を見つける。組み合わせ(探求)の軸。これにより、広い視野の中から一番うまいものを探すこと、さらにそこから市場にまだ広がっていないうまさを見つけることもできる。

イメージとしては生産×八百屋といった感じです。

八百屋の視野、探求力を持ちながら生産の追求を行う。

技術&美味しい組み合わせ の勉強+実践、実験の継続。この積み重ねを代行するということです。

「この時期は、この野菜をこの料理方法で食べるのが一番うまいよ!」と元気な八百屋さんのごとく1年中、胸をはってご提案できることが目標です。

美味しい野菜探し以外の沢山のことと向き合われているお客様に「美味しい野菜についてはまかせてください!私たちはそのことばかり考えて、やってきましたので」といえる存在になっていけるようコツコツやっていきます。

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