妊娠中の妻、鼻血が止まらなくなった二日後にまさかの・・・
鼻血が止まらなくなった日曜日の夜。
止血を試みるも止まらず、日付が変わった午前3時過ぎに救急外来で病院に行った。
止血をしてもらって帰宅し、その日はゆっくりと静養することに。
翌日、私は仕事に。
妻は一人で妊婦健診へ。
この日の検診はいつもとは違い、とても重要な意味を持っていた。
ちょうど一週間前に受診したとき、血液検査で色んな数値が悪化していることを告げられていた。
とくに血圧が高すぎる。
「一週間は絶対安静。そして、一週間後にまた来てください」
先生に怒られつつ、そう告げられた。
1歳8か月の長男の育児をしながら絶対安静は難しい。
わたしも可能な限り家事育児はするが、日中は仕事があるのでそれも限界がある。
その一週間の間、長男が熱を出して保育園から呼び出されたり、病院に連れて行ったり。
長男を抱っこしてマンションの階段を上り下りするのも頻繁だ。
とても絶対安静とはいえない一週間を過ごし、この日の検診に臨んだ妻。
そして、先生から言われたのは・・・
「妊娠高血圧症候群です」
「紹介状を書くから、すぐに大きい病院に行って下さい」
実は妻は九州に実家があり、長男のときと同様に里帰り出産をするつもりだった。
だから、里帰りをするまでのつなぎで入院施設のない街の小さなクリニックに通っていた。
現在の血圧の高さでは、このクリニックで診るのはもう無理だった。
妻は健康体で、長男の出産のときも血圧異常などなかった。
なにが原因かわからない。
妊娠高血圧症候群は原因不明なのだそうだ。
妻から連絡を受け、翌日に一緒に大きな病院に行くことにした。
クリニックの先生によると、今すぐ行ってほしいとのことだったが、必ず翌日に行くことを約束した上でその日は帰宅した。
先生の指示が事態の深刻さを物語っている。
そして、翌日・・・
続く
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