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Hacchiビジョン子育てキーワード【区別のある世界へ】

【区別のある世界へ】

小学校の低学年の頃、
家の近くに山があった。
「ハゲ山」とよんでいた。

私はその山に遊びに行くのが大好きだった。

山の斜面を滑っては、また登り、
スカートの下のパンツが汚れても
平気で遊んでいた。

あまりにも楽しい場所だったので、
みんなに紹介したかった。
私は、楽しい遊びを紹介するのが大好きだった。

そこで、私は、弟や、いとこ
近所の友だちを連れて
「ハゲ山」に行き遊んだ。
徒党を組むのが大好きだった。

同い年の子も、小さい子もいたので、
小さい子が山を登ったり、
滑ったりするのを
みんなで助け合った。

楽しすぎて、
楽しすぎて、
帰る時間を忘れていた。

夕焼け空の中、

母をはじめ、
子どもたちのお母さんたちが
心配して探しにきた。

みんな土ぼこりにまみれていた。

みんなとっても楽しかったので
得意げだった。

でも、叱られた。
「とても心配したよ。」
「小さい子を連れて、こんなドロドロになる遊びをしていたの?」
「誰も怪我はなかったからよかったけど・・・」
「どうせあんたが連れてきたんでしょ」

ここで私はいっぱい学んだ。

私が好きなことをすると親は心配するんだ。
子どもは親に心配かけてはいけないんだ。
小さい子は、ドロドロにしてはいけないんだ。
楽しいから紹介したかったのに、だめなんだ。

心の中で反論もした。
心配なんかされなくても・・・
ドロドロの服より、
このたのしい気持ちが必要なんだよ。
誰も怪我なんてしないよ。
みんなで小さい子を守っていたんだから・・・
はい。連れてきたのは私ですよ・・・

「変なの・・・」

最初は、世の中は全部OKだったのに、
やっていいこと
いけないことをたくさん学んで、
今 大人として生きている。

これって、どこかおかしくないですか?
これって、当たり前ですか?

思い込みや、
考えで
自分が縛られてしまっていることってありませんか?

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