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新興宗教相談バーを半年やってみた感想

とりあえず半年やってみた

なかなか半年というのはフレッシュな部類の新人なのではと思いませんか?
書き残しておいたら後から自分で読んで面白いかもと思った。

私が宗教新興宗教バーというものを始めたのは、なにかきっかけがあったように思うけど思い出せない。
悲しいほどに鳥頭。だいたいの事は三歩歩いたら忘れている。
多分忘れてしまってもいいくらいどうでもいい切っ掛けだったんだろう。

やってみよー!と思ってまず会場を探し始めた。イベントバーというものを教えてもらってから、ツイッターで場所を貸して頂けないかと交渉から始まった。
新興宗教という事で難色を示され、そのうちに連絡が返ってこなくなったバーが数軒ある。

そうして見つかったのがエデン難波店だった。私は関東に住んでいるので、一度も行った事ないのにこんなあっさりよろしいんですか~!ありがとうございます~!と思った事を忘れない。
あの時来ていただいたお客さんありがとうございました。

それから東京で一番初めに決まったのはbar三代目だった。
あっさりすんなり。東京都の緊急なんとかが発令されたのが二,三日前。
私がビビってしまい、中止に出来たりしますか…と相談させて頂いたり、その節は本当にありがとうございました。無事に終えました。
オンラインバーというのも初めてやってみて、そちらも特にトラブルなく終えることができました。
お客さん本当にありがとうございました。
三代目、今度はとんかつ食べに行きたいです。
気軽に知らない人と話せるのでおすすめ!ぜひ行ってみて!

その後はずっとエデン本店さんでお世話になっているような気がする。
駅からは遠いけどお客さんが払う料金が安い。やっぱりお店も商売なので、滞在する限りは飲み物を勧めなければいけない。やんわりとだったり、さあさあ喉は乾いてないですか~!と元気よく勧めていく事にもう疲れてしまっていた。
私は途中から自分がガブガブと飲むことにした。一回のイベントで最低5000円くらいは自分で消費することを決めた時もあった。
ソフトドリンクを10杯飲むとだいたい次の日はおなかを壊している。
ぴえん。(将来見ている私よ、2020年8月ぽさを出してみたよ。)

そのあたり駅から少~し歩くからか、金額が安いのでお客さんにも勧めやすいし、自分も無理をしなくてよくなりました。
金額が安いっていうのが一番売りにしたいなと思っています。
兼子ども食堂なので高校生以下は無料です。すてき!

挙動不審の人物の来店

あの宗教団体の元関係者、宏洋さんのお店bar三代目をお借りしたときに、この人はもしかして危ない人なのかもと思う人が来店した。
新興宗教題材のbarだという事で、宏洋さんも顔出したいな~!とツイッターで宣伝がてら呟いてくれていたからだと思う。
「宏洋さんはいないですか?」
という問いかけにその場はシーンと静まり返った。
その時はバーテンダーさんが結構強めにノーを出して、その訪問してきた人もお客さんも誰もケガなんかせずにやり過ごすことができた。

そのあたりから私はツイッターとの距離感が変わってきたように思う。
イベントを主催する人はあるあるなんだと思うけど、自分に危害を加えようとしてくる人が入り込んでもこちらには直前までわからない。
私は月に一度か二度はbarで自分の居所を明かしていて、とっちめてやろうと思ったら簡単なんじゃないかと思う。
そしたらたぶん私は簡単に”裁かれる”。

回数を重ねるうちに相談のDMやリプライが届き始めて、自分なりの結論が出てしまっている人にどうやって返信したらいいのかもわからなくなってしまったのもある。
ネットでインスタントな関係の相手に相談して、その問題は解消すると思わなかったから始めたもの。からネット越しの相談が届くのは少し面白いような気持ちになる。

これから

これからいつまでできるのかわからない。
コロナ禍が始まってから、主催として誰かに大きな声では来てほしいなんて言えなくなってしまった様に思う。
毎回、決めた日にちの前には夢を見る。
誰も来ないとか、誰かに火をつけられる夢だったりする。
常連さんの顔を見るとホッとするし、その反面気を使ってきてくれてるのかなと申し訳なくドキドキする。

そうだった。
私がバーを始めたきっかけっていうのは色々あるんだけど、ついったーでようよう死にたいと言っている人たちが安心してのんびりできる場所を作りたいと思ったからっていうのもひとつある。
大体からして私も時々死にそうになるし、バーの予定をいれているから、死のうとしていないだけだ。
最近、イベントの主催をしていた人が毎回暗い会場に鍵を開けて入って、来るのか来ないのかわからない参加者を待ちながら、それでも一番救われていたのは自分だったという話を聞かせて貰った。
(お互いに酔っぱらっていたのでニュアンスが違うかもしれない)

私も多分そうなんだと思う。
とても誰かのためなんて恐ろしいセリフはこの先にも口に出さずに済みますように。
それでも私がわたしのためにやっている事が、一瞬だれかの人生に寄り添うものになれたら嬉しいです。
まぁでもいつまでできるのかはわからないのですけど!

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