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【薪蔵オリジナル】ロケットストーブのご紹介


今回は煙突部材を利用した薪蔵オリジナルのロケットストーブの紹介です。こだわりポイントも紹介しつつ、ロケットストーブの魅力を語ってみたいと思います。

ロケットストーブとは?

煙突が空気を上に吸い上げる力を利用して燃焼効率を高めた、非常にシンプルな構造のストーブです。狭い煙突の中を炎がゴーッと音を立てて燃え上がる様子がロケットに似ているということでロケットストーブと呼ばれています。

作成しようと思ったキッカケ

かれこれ5、6年位前になると思うのですが、雑誌「ドゥーパ!」に煙突部材と一斗缶で作成したロケットストーブの記事を読んだのがきっかけです。単に面白そう!と思いホームセンターで煙突部材を購入したものの一斗缶が手に入らず、次第に製作したいという熱も冷め、物置に煙突をしまったままにしていました。
ある時、物置の整理をしていた時にその煙突を見つけ、「このままだと邪魔だから作ってみるか」って思いました。
でもやっぱり一斗缶だの、そこに入れる断熱材だの、五徳をどうするかなど、めんどくさいことがいっぱいで、もっと簡単にできないかと本気で考えました。

まずは実験だ!

そもそも断熱ってどこまで必要なんだろう?シングル煙突だけでも煙突として機能するわけだし、わざわざ断熱しなくても、ある程度煙突効果は得られるんじゃないか?
そこで、とりあえず煙突を素のまま立たせて焚いてみることにしました。
その時の様子がこちら
めっちゃ勢いよく燃えるじゃないですか!

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断熱することでもっと勢いが増すんだとは思いますが、これでも十分なので、次は「この煙突をどうやって立たせるか?」を考えることにしました。

ヒントは焚火台に

ちょうどその頃、薪の駅のお客さんで焚火台を制作している方と話す機会がありまして、ご好意でサンプルを貸して頂く機会がありました。
それがこちらです。

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詳細は以下のリンクから
■販売ページ
https://starry-skies.stores.jp/
■Makuake
https://www.makuake.com/project/furnacechefs/

ステンレスの板に切り込みが入れてあり、クロスして差し込みながら組み立てるタイプです。
この方法なら簡単に煙突の土台が作れそうな気がして、早速設計図を書いてみました。

細かいサイズに悩む…

手元にあるのはφ106mmの煙突だけ、煙突にはオスメスがあって場所によって微妙にサイズが違うんです。ジョイント部分はある程度可動するから、まずはだいたいの寸法で試作品を作ってから微調整で仕上げていく作戦にしました。
なので余裕みてφ110で作ったのに煙突が入らないとか普通にありましたが、試作を繰り返し、なんとか形になりました。

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組み立て方

このロケットストーブは下記のパーツで構成されてます。

・4枚の土台パーツ
・市販の煙突(シングル106mm 半直筒・エビ曲・T曲)
・2枚の五徳パーツ

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組み立て方は、言葉で説明するより、動画の方がわかりやすいので、こちらをご覧ください。

こだわりポイント

設計する上でこだわったポイントとしてはいくつかあるのでまとめます。

・ネジとか使わず固定でき、安定している
・肉抜きによる軽量化
・組み上げた状態で持ち上げやすいよう掴める部分がある
・煙突は全国どこでも買えるものに合わせて作成
・更に径の大きい煙突を被せるだけで2重煙突仕様になる

ロケットストーブのメリデメ

実際に使ってみるといくつかメリットがあることがわかります。まずはこちらをご覧ください。

ご覧の通り、かなり火力があり煙がほぼ無いことがわかると思います。
メリットをまとめると

1. 大きな火力を得れる
2. 煙が少ない
3. 風の影響を受けにくい
4.冷めるのが早いので撤収が楽

動画見てもわかると思いますが、カスみたいな薪を燃やしてます。樹皮とか枝とか。竹も相性が良いです。薪を買わなくても、その辺に落ちてる枯れ枝とか集めて使えるので重宝します。
また筒の中で燃えてるので風の影響を受けにくいのもメリットですね。
あとよく「灰はどうやってとりだすの?」と聞かれますが、冷めてからひっくり返して取り出してください。二次燃焼するので灰は少なめなので、すぐに灰でいっぱいになることはないと思います。また冷めるのも早いので撤収に時間もかかりません。

一方で、デメリットもあります。

1.燃えるのが早い
2.周囲が温かくなるわけではない
3.テント内では使えない
4.太い薪は使えない

空気を吸い込みながら燃焼しますが、空気の調整ができないので勢いよく燃えます。なので他のストーブより燃えるのが早いです。
また熱のほとんどが煙突上部から出ていくので周囲はあまり温かくなりません。輻射熱の効果はあまり期待できません。そしてすごい勢いで煙突から炎が噴出するのでテントの中では使えません。
あと当たり前ですが太い薪はそもそも筒に入らないので使えません。

まとめ

まあ、いろいろメリットデメリットあるので、これですべてが賄えるわけではないことを理解してもらいつつ、火遊びの道具の一つとして気軽に使って遊んでもらえたら嬉しいです。
あと簡単にお湯が沸かせるので防災用に用意しておくのもいいかもしれませんね。ガスは無くなっても枝は落ちてるでしょうし。

ということで【薪蔵オリジナル】ロケットストーブの紹介記事でした。
以下のサイトで販売もしていますので、よろしくお願いします。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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