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ゼロから始めるアンダーワールド:NOTゾンビ【追放されし亡者ども】YES電導体


こんにちは、長野県でウォーハンマーを売っているマキヲGです。
今回紹介するのは、だいたいどこの店舗にも置いてある

【追放されし亡者ども】

です。

この商品はずーーーーっと店にあるので、何度か
買って使おうかな?
と考えたのですが、(申し訳ないんですが)どうにもペイントする気にならなかった人たちです。

ただ実際使ってみたら、とても独特な動きをするウォーバンドだったので、この記事で販売促進になったら嬉しいです。

それでは今回もよろしくお願いします。

2023/10/18追記
2023/11/10追記


はじめに:奮起条件

このウォーバンドはAOSの【デス】という陣営に分類されています。
また、見た目からもわかるように、ゾンビたちは倒されても倒されても無限に復活します。

ファイターは7人(2人と5体)で構築されていて、
リーダーの『追放者ダインタロス』と『プレンティス・マルコフ』を除いた5体が

奮起した状態でゲームが始まる

という、ちょっと変わったウォーバンドになっています。
こう聞くと
「え?強そう!」
と思えますが、ところがどっこい、その5体のうち4体は奮起していても、奮起していなくても、強さがそこまで変わらないという代物。

2023/10/18
ダインタロスも電導体というのを教えていただいたので、
ダインタロスの呪文で打ち崩し→奮起状態の電導体・ミニオンで2点パンチ
ができることに気づきました。

来週またゲームをしてみて、追記しようと考えています。


じゃあずっと奮起したままなの?という疑問が出てきますが、
これは
『倒されたファイターを蘇生させると奮起じゃなくなる』
という条件になっています。

つまり
倒されるのを気にしないで、構わずつっこませる
という戦い方をするウォーバンドってことですね。

また、ダインタロス自身は
『ミニオン(電導体かレグルス)が敵ファイターを倒したとき』

マルコフは
『レグルスの攻撃が成功したとき(ダメージを与えたとき)』

という条件で奮起します。

リーダーの『ダインタロス』は電導体の4体を。『マルコフ』は『レグルス』というファイターを、それぞれ蘇生させます。


リーダー:追放者ダインタロス(電導体

このウォーバンドのリーダーですが、攻撃方法は貧弱な呪文がひとつだけ。
ただ、このウォーバンドは

ダインタロスが倒されたら勝てなくなる

と言っても過言ではないくらい重要なファイターです。
※実は呪文も『打ち崩し』が付いているので、電導体のサポートに役立ちます。
今の今まで気が付きませんでしたが、ダインタロスも電導体でした。
ダインタロスの呪文、めちゃくちゃ強くない?

そのため『秘電の舞い』を使うことで、5体まとまって行動ができます。

これは強い!

秘電の舞い最大5体の電導体に『移動』『攻撃』のどちらかを行わせることができるアクション。また、このアクションの後に戦闘不能状態の電導体1体を・ダインタロスに接敵していて・敵ファイターから2ヘックス離れている空白ヘックスに配置する。その後、配置されたファイターに蘇生カウンターを置く。


ダインタロスが移動や攻撃、突撃を行う代わりに『秘電の舞い』を使うことで、
4体もの ダインタロス含めて5体もの電導体を一気に行動させることができます。

これがこのウォーバンドの強いところであり、難しい原因になっています。


『秘電の舞い』の強いところ

先ほども書きましたが、数あるウォーバンドの中でも5体ものファイターを同時に行動させられるのはダインタロスだけです。

そのため『秘電の舞い』を使って戦っていくのが、このウォーバンドになります。

ぼくが強いと感じているところは、やはり5体もまとめて動かせるところで、囲んで叩くという言葉がピッタリの戦い方をします。

他ウォーバンドでは体験できない最大5回の連続攻撃は、使っていてとても楽しいです。


また、ファイターが7人(2人と5体)もいるので盤面を埋めやすく、相手のジャマをできるところも強いと思っています。

相手からすると

「ダインタロスを倒せば勝てる!」

と考えるので当然突っ込んでくるんですが、電導体が壁になり、その侵攻を阻みます。

2人対戦のときだけになりますが、ボードを横にくっつけて長く使えば、相手が通れるヘックスはほとんどなくなります笑。

〇で囲った敵ファイターは・奮起してると移動力5&突撃しているとダメージ3
という能力を持っていて、この距離からでもダインタロスが一撃で倒される可能性がありました。
そのため画像のように、相手が突撃できないように電導体を横に広げました。

あと相手依存にはなりますが
『〇体ファイターを倒していると栄誉点』
といった目標カードがほとんど達成できなくなるのも面白いです。

倒しても倒しても復活するので、戦闘不能になっているファイターが1体だけということも多発します笑。


『秘電の舞い』の弱いところ

では弱点はあるのでしょうか?

ぼくは『移動か攻撃か?どちらかしか選択できないこと』だと考えています。

twitterで教えていただきましたが、ダインタロスも電導体なので、他4体といっしょに移動や攻撃ができます。

ダインタロスの呪文で『打ち崩し』にできるため、火力や攻撃回数が増えますね!
テンション上がってきた!!!!!!!

【追放されし亡者ども】は強いと聞いてましたが、こりゃ確かに強いですわ。


まぁ電導体ごとに移動か攻撃か?を選択できたら、それはそれで強すぎると思うんですが、
1回倒されてダインタロスの近くに復活した電導体は、前線に戻すのに時間がかかるというところが弱点です。

ダインタロスが倒されるわけにはいかないので後方に配置するけど、
蘇生する電導体がとても遠くから歩いていくことになるジレンマ。

また、そもそも電導体がそんなに強くないというところも弱いところでしょうか。
何度でも蘇るので強くするわけにはいかないと思いますが、
電導体4体で囲んで叩いたけど、ダメージが1点も入らなかった
ということが多々あります笑(電導体のところで詳しく説明します)。

『剣』の成功出目確率6面ダイスの中で『剣』はひとつしかありません。クリティカルの『!』と合わせても2面なので1/3。幸い振れる数は2個ですが、それでも成功出目は55%くらいしか出ない確率です。なので最低でも『援護1(片目)』が欲しいです。成功出目が『剣』『援護1』『!』の3/6なら、成功出目は75%くらいになります。

あとは当たり前ですが、電導体を倒されたときには普通に栄誉点が取られます。
【強いところ】で書いた『〇体倒していると条件達成』の目標は取れませんが、電導体はカンタンに倒せるので対戦していて栄誉点は取りやすいですね。


ヴラッシュ、アイオーン、コイル、ボールト(電導体、ミニオン、ビースト

名前の右にある『獣の足マーク』は、このファイターがビーストであるを表しています。
電導体は全員ビーストなので、目標に乗っていても確保できないというところに注意!

ここはほとんど差がないので、まとめて解説しますね。

・ヴラッシュ:吹き飛ばし1
・アイオーン:とくになし
・コイル:唯一ダメージ2点
・ボールト:鎧砕き

です、終わり!笑。
電導体・ミニオンは共通して以下の能力を持っています。

・奮起状態だと攻撃対象が『打ち崩し』なら、ダメージ+1
・奮起してないと隣接している電導体1体につき、ダイス+1
・奮起してないと全員『薙ぎ払い』を持つ

ダインタロスの呪文といっしょに攻撃できるので、
1体ごとにダメージ2点が期待できますね。
なので

ダインタロスといっしょに行動して、まず呪文→電導体・ミニオンで攻撃

とするのがこのウォーバンドの戦い方になります。

なのでダインタロスの呪文が『打ち崩し』を持っているのは相性がいいんですが、・ダインタロスで呪文を使うか・電導体で殴るか?を選択しなきゃならないのがツライところ。

呪文攻撃して電導体も殴りたい→両方できた笑

「さすがに4体で殴れば2点くらい入るだろ~」って電導体で殴ると、1点も入らないのが【追放されし亡者ども】あるあるです笑。


プレンティス・マルコフ

ダインタロスが電導体だとわかってから、まったく使わなくなってしまった悲しい方笑。

ダインタロスたちが強すぎるのが悪い!

このファイターは【追放されし亡者ども】のサブリーダーといった立ち位置でしょうか。

『傀儡師』というアクションを使うことで、自分が行動するのに合わせてレグルスも行動させます。

傀儡師マルコフ味方レグルスはそれぞれ1回ずつアクションを行える。その後マルコフの2ヘックス以内の空白ヘックスに、戦闘不能状態の味方レグルスを1体配置し、蘇生カウンターを与える。


公式のQ&Aにありましたが、レグルスは1ラウンド中に何回でも突撃ができます。

ただし、他のファイターと同じように
『移動トークンが置かれているファイターは突撃できない』
が適用されます。

つまり同じラウンド中に移動→突撃はできないんですよね。
なので、初期配置のときにレグルスを前の方に置いて、

可能であれば1ターン目から突撃できるようにする
もしくは電導体を囮にして相手を釣り出す

のがいいんじゃないでしょうか。

HP2の相手に突撃できるように配置すると、1ターン目から栄誉点が取りやすくなりますよね。

移動→攻撃や移動→移動はできますが、移動→突撃はできないんですよね。

マルコフは呪文攻撃を持ってませんが、戦術カードに専用の呪文があり、『マルコフが呪文を唱えたとき』という達成条件の目標カードもあります。

※ヒミツ情報
これはヒミツなんですが『大胆不敵な探索者』というライバルデッキには、
マルコフの為に作られたと言っても過言ではないカードが入っています。
それがコチラ

先ほど書いたようにレグルスを複数回突撃させるには、マルコフは突撃ができません。
そのため主に移動や防御をするのですが、
この強化カードがあれば、移動→攻撃と2ターンかかりますが、
マルコフも攻撃に参加できます。

『特殊地形トークン』に乗っている必要はありますが、
射程が4もあるので、ボード真ん中あたりに陣取れば攻撃がだいたい届きます。

マルコフが射撃で1点+レグルスは突撃で2点となれば、
HP3のファイターを1ターンで倒すことができます!

『レリック』や『ネメシス』といった遊び方になりますが、覚えておきましょう。


レグルス

プレンティス・マルコフに蘇生される対象。

・射程2
・成功出目『ハンマー2』
・ダメージ2

という能力を持っています。
このウォーバンドの中で唯一と言ってもいいまともなダメージ源です。

1回蘇生すると奮起状態じゃなくなって弱くなってしまいますが(攻撃成功出目が『ハンマー2』→『剣2』)、
蘇生する場所がマルコフの2ヘックス以内とけっこう緩め。

電導体と違って敵ファイターから2ヘックス離れた場所という制限もありません。
また、目標カードには『レグルスが復活したときに1点』という、ゆるゆるな達成条件のカードがあります。

相手からしたら

・HP2のファイターは一撃で倒されてしまう
・倒すと栄誉点は取れるけど、どうせ復活してくる
・かといって倒すと、相手にも栄誉点を取られるかも

という嫌な状況にできます。

なのでぼくは

・レグルスはガンガン突っ込ませる
・レグルスを倒すために相手が突撃してきたところを、電導体で囲んで叩く

という戦法がいいと考えています。

2023/11/24追記
最近では
導体が強すぎるのでマルコフとレグルスは初期配置から動かない
ということが起こっています。


【追放されし亡者ども】と戦うときに気をつけること

ではこのウォーバンドと戦うときには、どんなことを注意したらいいのでしょう?
現在のぼくの考えでは

①電導体に囲まれない(封鎖ヘックスを使う)
②『薙ぎ払い』を持っているファイターを活用する
③HPが2のファイターを前に出さない
④相手の目標達成条件を把握する
⑤ボードを横に置く

などでしょうか。


①電導体に囲まれない

ぼくが【追放されし亡者ども】を使っていて思うのは
「相手、突撃してきてくれないかな~」
です。

こちらは『電導体を移動させる→攻撃』と2ターン使うので、相手から隣接してきてくれるのは大歓迎なんですよね。

そうは言っても攻撃して敵を倒して栄誉点を取るというのは、アンダーワールドの序盤のテッパン行動でもあります。

自分で使っているので、ぼく自身は対戦機会は少ないのですが、
こうやって文章にしていると戦いたくないウォーバンドですね笑。


また、封鎖ヘックスがあるボードを使うことでも電導体に囲まれるのを防げますよね。
そのためボードの選択権を取ったら相手に先に置いてもらい、相手と対峙する前線に封鎖ヘックスがあるようにボードを配置しましょう。

↑こんな場所で戦えば電導体の援護が最大で1になり、攻撃が当たりにくくなります。




③『薙ぎ払い』を持っているファイターを活用する

電導体はほっといても相手から囲んでくるので、普段は使いにくい『薙ぎ払い』も自然に使うことができます。

もちろん【追放されし亡者ども】を使っている側は『薙ぎ払い』をケアして動くのがいいですよね。
40Kでいうところの
「フレイマーいますか?」
と同じ要領で、相手のファイターカードを確認しましょう笑。

解釈が分かれるところですが、ぼくたちは突撃から『薙ぎ払い』をするときは、1体にしかできないと解釈しています。

隣接している敵ファイターに1回ずつ攻撃できる強力な攻撃方法ですが、使うのにはサポートが必要です。


④HP2のファイターを前に出さない

これにはレグルスを自由にさせないという意味があります。
レグルスはダメージ2の武器を持っていて、

1ターン中に何回でも突撃ができる(移動力3射程2)

という強力なファイターです。
HPが2のファイターが多数存在するウォーバンドは仕方ないんですが、
初期配置のときには相手がレグルスを置くのを待ち、その近くには置かないようにしましょう。

※最近ではレグルスより電導体の方が強いと思っているので、
この対策は意味ないかもしれません。


④【追放されし亡者ども】の目標カードを把握する

↓対戦相手がこちらの目標カードの達成条件を理解していて、この3点が取れず負けた試合。

マルコフのところで書きましたが、【追放されし亡者ども】には
レグルスが蘇生したら1点
など、条件が緩めな目標カードがあります。

そんな中で、ぼくが一番強いと感じているのが↑の『肉の貯蔵庫』です。

このカードは
・生存している敵ファイターが、それぞれ敵軍側テリトリーにいる
・生存しているすべての味方ミニオン(電導体とレグルス)が、敵軍側テリトリーにいる
という条件で3点ももらえます。

電導体に押されるので引き気味に戦うことになりますが、最後の最後に3点取られる可能性があると頭の片隅に置いておきましょう。


⑤ボードを横に置く

青丸が敵の場所です。

この試合は
『ずっとボード縦置きでやっていたので、たまには横にしてみよう』
と試した試合です。
横置きの戦い方に慣れてなかったのもあると思いますが、横に広いため

・電導体で道を塞げない=電導体で囲めない=敵ファイターがバラける
・ダインタロスまでの距離が近い=やられやすい

となり、ボード縦置きのときには倒されたことがなかったダインタロスが、横置きにした途端、撃破されてしまいました。


2023/11/10追記:【追放されし亡者ども】に勝つためには

先日ツイートもしましたが

・1ラウンド目はこちらが1点の被弾も無し
・相手側はグリンクラック含め3体のファイターを倒している

という状況から負けました。
敗因は

ぼくが相手のデッキに『飛行』を与えるカードがあるのを知らなかった

ためです。
↓画像の直前の状況は

・青丸の電導体は防御に成功したけど押し出されていた
・赤丸のファイター(グリブ)にダインタロスの呪文は届いたけど、援護がないため攻撃がヒットするか怪しかった
・目標トークン2の上にリーダーがおり、先に倒したかった

グリブに強化カードを2枚付けないと4点は出ないのですが、赤丸の位置から突撃をしてきて一気に4点くらいました。

まぁグリブの攻撃を防御できていたらコチラが勝っていたと思うのですが、まんまと相手の思惑に引っ掛かりましたね。

すばらしいゲームでした。

ダインタロスが撃破された後『ダインタロス指定のカードを捨てて→引き直し』をしていたら、戦術カードがなくなりました笑。

当たり前ですが【追放されし亡者ども】はダインタロスを倒したら勝てます!


おまけ:グループとは?

先日Twitterで質問したのですが、このウォーバンドにはルール冊子には載ってない『グループ』という単語が出てきます。

ぼくも最初勘違いしていたことなんですが
『自軍テリトリーや敵軍テリトリーにいればいいのでは?』
という返信をしてくれた方がいました。

ルールブックを調べたら『テリトリー』という言葉は出てくるんですが『グループ』はないんですよね。

なので今は
電導体がまとまっていることをグループとして達成する
と解釈してます。

↑この目標カードの
条件①:すべての電導体味方ファイターがそれぞれ1体以上の他味方電導体と隣接している
は、↓の状態でも達成していることになるんですよね。

1体レグルスですが、気にしないでください笑。

なので条件①だけでなく、条件②が書かれているってことは
この状態はグループじゃない→じゃあグループとは?
となりました。

公式スタッフの方に聞くまでは、
生存している電導体が全員くっついている状態をグループ
として解釈しようと思ってます。

返信いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


まとめ

今回は【追放されし亡者ども】でした。
ぼくは最初、戦い方がまったく理解できず、ダインタロスが倒されたrりしましたが、
慣れてくると面で押すという戦い方がとても楽しいウォーバンドです。

「なかなか勝てない」

という方は、ボードを縦に配置してみましょう。


最後に宣伝です。
ぼくは長野県でウォーハンマーを売っていますが、BASEにも出品してます。この記事を読んでよっしゃアンダーワールドやってみるか!となった方は、当店を利用してくれると嬉しいです。

今ならおまけが付いてます!

それでは今回はここまでです。
よいゲームライフをノシ


アンダーワールドって面白いの?と思っている方はコチラから、
アンダーワールド記事はこちらからどうぞ。

ダインタロスが電導体・ミニオンといっしょに行動できると知って、一気に好きになりました笑。
みんなも使おう【追放されし亡者ども】!!!!

この商品はどこにでもある=ゲームズワークショップさまが売れると思っている商品なのですが「だったら【ヘックスベインの魔狩人】の方がカッコイイし、分かりやすいのでは?」と思っているのは内緒。

(個人的に「骨はカッコイイけどゾンビはなぁ・・・」と思っていて、まったくペイントする気にならなかったのもナイショ)

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