山村_牧人

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    ドラマーズ・カフェ[http://drummers.cafe]と連携した、ドラムセット・プレーヤーに向けた情報を載せています。

最近の記事

宮崎県「Mdrums」試奏&工房潜入

ドラマーのみなさんこんにちは。宮崎県の三股町に「Mdrums(リンク)」というドラム工房が誕生しつつあります。いやもう出来たと言っても良いタイミングかもですが。現在進行系、今起きつつあることを感じられるって、バンドとか音楽とかドラマーとかもそうですが、実におもしろいことです。 現時点でいろいろな方々が試奏もされており、かなり細かな検証もされつつあるので、私はアウトラインと、先月宮崎に寄って工房におじゃまできたので、その様子を少々紹介できたらと思います。 宮崎県三股町(みま

    • 良いリズムとはどこにあるか #009

      天然と養殖っていう言い方。 山菜とか、きのことか、魚もね、旬の時期のその場所のものだとか、一本釣りだとかなんだとか。天然っていうのはなんだかありがたい気がする。実際味の差を感じることも多い。 そして養殖。美味しいものをいつでも食べたいと思うのは当然のことであろうとは思うから、増やそうというのは自然なことだろう。田んぼで稲作をすることも、言ってみれば養殖かもしれない(第一次産業界での用語の使い方は別として)。スーパーに並ぶ天然の野菜なんてものがどれだけあるのか。肥料も農薬も

      • 良いリズムとはどこにあるか #008

        どうしたらうまくなりますか どうしたら良いグルーヴになるんですか。 どうしたら良いチューニングができるんですか 自分も思ったこともあるけれど、ずいぶんと長いことこんな言葉が発せられるのを聞いてきたように思う。 ドラマーが集って「すんげ〜一体どうしたらこんな演奏になるんだよ〜」みたいなのとは違って。なんだか答えがあるんですよね?というニュアンスを感じることもあったり。揶揄するとかではなく、実際答えられない、答えにくい、自分も尋ねる側だった時に予想していたところには答えがなか

        • 良いリズムとはどこにあるか #007

          音楽に正確とか正確さは必要かという話。最初に言うと、まさに戯言です。散歩しながら道に迷うがごとく。 ドラムやってると、in Tempo(テンポが一定)な曲を演奏することが多くて、しかもクリック(メトロノーム)ももはや常識化しているので、正確という言葉が、一定であるとか、揃っている、同じクオリティでの再現性が高い、みたいな意味で使われることが多いように思うのだけれど。 正確な演奏っていう言葉を、誰か使ってるかと言えば、使ってないかもしれない。しかし正確にという指示や、正確で

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          4本

        記事

          良いリズムとはどこにあるか #006

          グルーヴは「宿る」のか 連載のつもりもないけれど、リハビリを兼ねて書き始めたら頭のハンドスピナーが少し回ってくれたようなところがあって。前回書きながら、次は手順の不可思議か、黒人ルーツなビートの3種の神器的なことを書こうと思っていたが、しばし関東を離れた数日間、出先で書くつもりが時間も作れぬまま、心の故郷、宮崎の海や山の空気を吸いながら思ったことが、宿る、というもの。 宮崎の高千穂には天岩戸神社というのがある。三重県にも天の岩戸があって、三重の天の岩戸は水が素晴らしい。夏

          良いリズムとはどこにあるか #006

          良いリズムとはどこにあるか #005

          あくまで戯言草稿。 3拍子であるとか、3連符であるとか。 自分は幼少期に家族親族の影響でクラシックを耳にすることも少なくなかったように思う。祖母がピアニスト、会ったことのない祖父がクラリネットをやっていた。姉の練習するピアノを耳にしながら、自分は習い事と言ってもそろばんを途中で放り出すようなもので、テレビやラジオで歌謡曲、少し大きくなるとラジオでFENを聴くようになり、American Top40の順位を毎週メモするという、なんの役に立つのかわからないことをするくらいには

          良いリズムとはどこにあるか #005

          良いリズムとはどこにあるのか #004

          視点の融通 ロールシャッハテストというものがあるけれど、インクのシミのような絵を見て、それが何に見えるか。インクの黒い側で見れば人の顔に見えたり、白い側から見ると違うものに見えたり...錯視、錯覚、だまし絵...見えてきた瞬間、あぁなるほどね、見えた見えた、というようなことを誰もが体験するのではなかろうか。 見えてなかったものが見えるようになる 聞こえなかったものが聞こえるようになる(おばけとかじゃなく) 捉えられなかったものを捉えられるようになる 誰しも、勉強であ

          良いリズムとはどこにあるのか #004

          良いリズムとはどこにあるのか #003

          ちょっとドラムと切り離して考えてみたときに。 リズムを感じるものにはどんなものがあるか。どんなものからリズムを感じるか。最近午前中に庭に出てこれを書いているが、鳥の鳴き声は実にリズミカルであるとは感じる。極端なことを言えば、音でなくとも、デザインとかモノのレイアウトにリズムを感じる、というのもあるのだけれど。 初めてサンフランシスコに行ったとき、ハンバーガーのオーダーごときでビビっていた自分が、1〜2週間経って夢を英語で見るようになって、耳が慣れてきたんだなと感じたことが

          良いリズムとはどこにあるのか #003

          良いリズムとはどこにあるのか #002

          以下駄文が連続する。要約は以下。 本来これ一文で済む。これは最後にも書いているけれど、夢から覚めてすぐに書き留めた文章が消えてしまったために、断片を思い出すべく無理やり書いたつぎはぎの散歩のようなものになってしまった。        ◇       ◇       ◇ 発音から解釈までのタイムラグを人間はどう処理しているのかというのが、前回の内容のつもりだったのだけれど。 そしてこれは、演奏するにしろ、学ぶにしろ、教えるにしろ、演奏を引き出すということにおいて、特にド

          良いリズムとはどこにあるのか #002

          戯言草稿:良いリズムとはどこにあるか #001

          以下、ただの草稿です。 楽器が発音してから、空気を媒体として音が耳に届き、知覚するまでの時間があることと、その音から判断して発音のタイミングで「リズムにのる」ことのメカニズムには不可思議と思う点がある。音を音と認識し終わった時点で、音を受け取ったタイミングを人間はどう捉えているのか。 スティックが楽器に触れる 皮や金属が振動を始める 空気を振動させる 空気の振動が耳や皮膚に伝わる 鼓膜が振動し、皮膚がなんらかの感知をする 波の中の要素が音という単位で収束したのち

          戯言草稿:良いリズムとはどこにあるか #001

          新宿ロックイン・ドラムフロア「無告知&無観客トークセッション」

          先日、誰にも頼まれて無いけど新宿ロックイン・ドラムフロアでトークしてきました。もちろん誰も聞いてません。でも、やってきました。撮影した動画を簡単に編集してアップするにあたって、これを書こうと思います。 (※勝手に話しているだけなので、以下ご一読いただけるとわかりやすいかと思われます。そもそもわかりやすくトークをできていないのが悪いのですが、どうぞお許しください) 事の発端 新宿ロックイン、ドラムフロアが閉店します。某M下M直君の呼びかけでネット上でも惜しむ声が集まってい

          新宿ロックイン・ドラムフロア「無告知&無観客トークセッション」

          シンバル・カフェ at 新宿ロックイン 2019.03.21 イベント・レポート

           大阪本編を経て、集ってきました新宿!ロックイン新宿!  3月2日大阪イベントに続いての、「3/21シンバルカフェ at ロックイン新宿」でした。関係者含め50人近くの方が集まり、カンファレンス前のカフェタイムから、終了後の歓談まで含めれば6時間近く。大阪小出工場とはまた違った熱量で、ものすごいスピードで時間が進んでいたように思います。  以下、延命寺 a.k.a. emjさんによるダイジェスト動画です。アングラ濃密な会も、こうして動画で見ると何やらカッコヨク感じられるで

          シンバル・カフェ at 新宿ロックイン 2019.03.21 イベント・レポート

          僕がシンバルカフェに参加して感じたこと/土田“つっちー”嘉範

          牧人さんから「シンバルカフェの東京版を三月に新宿でやるのですが、つっちーさんにもぜひドラムテックの目線で参加いただけたら・・・」と言うお誘いを頂いたのは確か二月の初め頃だったでしょうか。小出シンバルの小出社長や、横山和明さん、山本拓矢さんと言う「山の会」のお三方に加え、山本シンバル改め、ART CYMBALの山本学さん、それと独自のシンバル加工で注目を集めている延命寺さんなどが一同に会する、ということを聞いて僕は率直に「この中に僕がいても良いのだろうか・・・?なにか実の有るこ

          僕がシンバルカフェに参加して感じたこと/土田“つっちー”嘉範

          シンバルを削っていて起きたこと/山村牧人

          以下、シンバルカフェというイベントを終えての感慨です。 うはぁ〜! シンバル好きが嵩じて、削ったりするようになって、 気がついたらシンバルや楽器での繋がりも増えて、 こんなイベントになりましたぁ! めっちゃ楽しかった〜!!! おわり。 としたいところです。  実際、シンバルであれこれするようになって、本当にいろんなことがありました。思いもよらない楽しく充実した時間がたくさんありました。なんというか、結果的に自分は良いシンバルより、良い仲間との時間を手に入れたように

          シンバルを削っていて起きたこと/山村牧人

          シンバルカフェ at 大阪平野・小出製作所2019.03.02 イベント・レポート

          行ってきました大阪! 集ってきました大阪! 2019年3月2日(土)大阪平野にある小出シンバル工場を会場にお借りして「シンバルカフェ大阪」を行いました。熱い想いを持った方々と、シンバルを軸に集うことができました。あの場の空気、あの時間の流れをそのままお伝えすることは難しいですが、レポートを残したいと思います。 そしてこのあと2019年3月21日(木)に、東京・新宿ロックイン・ドラムフロアでもシンバルカフェ新宿編を開催しますので、今回のレポートはサクッと! シンバルカフェ

          シンバルカフェ at 大阪平野・小出製作所2019.03.02 イベント・レポート

          サムスン・シンバル試奏会〜夢のシンバル探検隊ふたたび〜

          ●はじめに みなさんこんにちは。2015年5月、シンバル好きな大人達が集まって夢のシンバル探検隊とか勝手にネーミングして記事をアップしたその後、なんとふたたびシンバルを試奏させていただけるという機会に恵まれました。そのシンバルの名は「Samsun Cymbal」。えっ?サムスン?あの電子製品の?...と思う方も多いと思いますが、あちらはSamsung Electronics、こちらはシンバルのメッカであるトルコの、Samsun地方のシンバルメーカーなのです。 参考:Sams

          サムスン・シンバル試奏会〜夢のシンバル探検隊ふたたび〜