20191108

ここ2日バイトで、バイトがあると、バイト以上のことはなにもなくて、前に来てくれたお客さんが声を掛けてくれたのは嬉しかったけど、それだけで、ほんとうに、思考ができるほど暇でもないし、何かアイデアが生まれる瞬間もなく、じわじわと苦しめられている 充実、充実とは何か、賃金は大事だ、生きているだけでお金がかかる、

眠れないまま夜が明ける、お腹が空いて眠れないから さいきん自分で体感できるほどには痩せた 食べている実感がないから まず鎖骨が浮き、胸の肉が減り、そのあとは手首と足の骨がはっきりしてくる 頬の肉が減ったがそのまま皮が垂れるので美人になることはない 醜いまま生きる それでもせめて太いという印象から外れたくて痩せる、あるいは、痩せるために痩せる 暇だから そして生きなければならないから生きる 生まれたから生きる

小説を読み、映画をみる、義務感と自身の限界を感じ、睡眠時間の長さを嘆き、憂鬱と怠惰を嘆き、さらに憂鬱と怠惰にしずむ だめだ、股から血が出て身体がだるいのに、精神だけ先走って、肉体を置いていきたいのに置いていけない 精神と肉体は、精神だけで肉体を支配できない点において、いちばんかけ離れているのに、いちばん近くにあって、まったく不便だ 生きるのにいちばん肉体が邪魔だ、肉体で生きているっていうのに 小説が書けない、書かなくては意味がないのに、書けないのではなく、書くまでのずっと手前にいるのだとは思う、私は何者か、まだ何者にもなれるというのか、人生は自由選択制か、苛々する、眠れない、こんなにも眠いのに、

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