ドーナツショップ
「何が好き?」
実はドーナツショップなんて入るのは初めてだった。
「これかな?」
見た目で選んだのは ハニーディップという名前のドーナツだった。
いかにもメインの商品です、という感じに一番多く並んでいたからだった。
彼女は、「コーヒーでいい?」
とポニーテールを揺らしながら身長はそれほど変わらない僕に、母親のような感じで尋ねた。
「コーヒーと紅茶、ハニーディップとチョコファッションを」
店員さんにオーダーすると。
「席取っておいて」
お店のシステムを把握してない僕は、分かってますよという感じでお店の奥のテーブルに向かった。
彼女は壁際、僕はその反対側に。
大学生向け男性雑誌のマニュアル通り、完璧だった。
「邪魔」
テーブルの上に僕のバックがあり彼女が持つトレーが置けずにいたんだ。
コーヒーは砂糖もミルクもなし、とても苦かったけどハニーディップは甘かった。
「さくらが咲いたら、千秋公園にお花見に行こう」
そんな約束をしたのを覚えてる、4月のドーナツショップ。
これは高校生の時の思い出を7年前くらいに書いた文章です。
文章上手くなりたいので、ときどき書いてみようと思います。
まずは上の文書の推敲とかしてみたいですね。
最後まで読んでいただき、サンキューです。
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