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2021年6月にはじめて読んだBL作品

だいたい読んだ順

■書籍(紙)
ハッピー・オブ・ジ・エンド(おげれつたなか)
キリング・ストーキング(クギ)

■電子書籍
俺は頼り方がわかりません1-3巻(腰乃)
未知との遭遇(腰乃)
おすわり、よくできました(三栖よこ)
びっちな僕を満たす魅惑の極大×××~長くて、硬くて、大きくて(左東ヨシタカ)
25時、赤坂で(夏野寛子)
滅法矢鱈と弱気にキス(腰乃)
隣りの(腰乃)
かみついて、じゃれあって(ツノナツメ)
ひとりじめマイヒーロー 1-11巻(ありいめめこ)
ひとりじめボーイフレンド(ありいめめこ)
Paid(fujoking)
泥中の蓮(ためこう)
みのりの手(スカーレット・ベリ子)
四代目・大和辰之(スカーレット・ベリ子)
ジェラシー(スカーレット・ベリ子)
四代目・大和辰之プレミアム・コレクションもつ鍋とリーゼント(スカーレット・ベリ子)
ファントム・ドッグ(吉田屋ろく)
桜田先輩改造計画(吾妻香夜)
後輩とのそれについて(末原さかえ)
シークレット×××(日ノ原巡)
セラピーゲーム上下巻(日ノ原巡)
セラピーゲームリスタート1-2巻(日ノ原巡)
優男とサディスティック(秀良子)
ドSな裏アカ男子くん(すめし)
ペット契約(座裏屋蘭丸)
オルタナティブ(天禅桃子)
その気にさせないで(天禅桃子)
王子の箱庭(緒川千世)
世界は君で廻ってる(緒川千世)
ハッピー・オブ・ジ・エンド(おげれつたなか)
恋とはバカであることだ(おげれつたなか)
錆びた夜でも恋は囁く(おげれつたなか)
正しい恋愛ルビのふりかた(おげれつたなか)
ビッチなスズキくん(重い実)
白い朝に(森世) ※単話1-4話
はだける怪物 上下巻(おげれつたなか)
ネオンサイン・アンバー(おげれつたなか)


この中で一番繰り返し読んだのは・・・「ビッチなスズキくん」だったような気がする。エロがすごかった。初見時は、え?なにどういうこと?わけわからん、だったのですが。なんか読めば読むほどスズキくんがかわいくてかわいくて。気持ちよくなるとタガが外れまくるスズキくん。快楽に任せて痛みを忘れようとするスズキくん。我にかえったら急に冷たくなるスズキくん。転んで血が出ることを怖がって絆創膏で膝を守るスズキくん。捨てないでって泣くスズキくん。なんにも無い部屋。好きな人のくれたじゃがいもを育てるスズキくん。でも・・・セックスのときに別の人の名前を呼ばれるの、きつかっただろうなぁ須崎・・・がんばったねぇ。包容力。

6月はすごい作品ばかり読んでしまい、おなか一杯。すごかった。本当にすごい。一番とか、決めらんないっす。まじで。いいなと思った作品はだいたい繰り返し読んでは、泣いたり笑ったりキュンとしたりして、忙しかった。ありがとうございました。

ところで千葉雅也の「オーバーヒート」はBLというジャンルではないかもだけど、BL要素はあって、ゲイの話だからそうなんだけど。これも6月に読んだ。「僕」と晴人が換気扇の前で煙草を吸っているシーンがすごく良かった。お祭りの日に女の子と浴衣を着て歩いているいる晴人を僕が見つけてしまい、声をかけて挨拶して、そのあと別れてからLINEして、電話で話して怒るところが良かった。あと、晴人がLINEの返信が遅いことに対する「僕」の解釈がかわいいなと思った。目の前に相手がいないと、どうしても些細な言動からの想像と解釈が増えるよな。解釈次第で一喜一憂することになるが、いい落としどころを見つけていた。好きという気持ちと不安のバランス。途中、「僕」の「リベラル」と言われる人の矛盾した態度への憤りや、求めていない優しさとも言えない、ポーズとしての優しさみたいなものへの嫌悪感は、すごく切実なものがあり、感動した。この作品のおもしろさは、こんなところに留まらないし、まったく言葉足らずで何も言えてないし、間違って捉えてるところもあるかもだけど面白かった。

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