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ボカコレ2023春作品『二次創作』のネタバレとか

最近、筆不精のまきなLv39です。どうもこんばんは。
これではいけないと思い、久々にnote更新してみます。

ということで、先日まで行われていたボカロ曲投稿イベント、ボカコレ2023春にTOP100枠で参戦してまいりました。

今日はそこでお出しした拙作『二次創作』の内容について書き綴ろうかと。
以下はそのネタバレなどになりますので、未視聴の方はご覧いただけますと幸いです。

曲のテーマについて

今回は「初音ミクのイメージソング」を作ろうと思い立ったわけですが、ぼくという人間は初音ミクの”概念"を追い求めたいと常々考えておりまして。
では、その概念に触れるにはどうすればいいかと足りない頭を必死にひねったところ、「歌詞って初音ミクの概念そのものではないから省けばよくね?」という結論に達しました。

ほら、歌詞って作者の考えとか想いじゃないですか。基本的に。
それは初音ミクそのものではない。では省こう。
なのでこの曲には基本的に歌詞が存在しません。
歌詞というノイズを排除した初音ミクを感じたい、そんな曲になりました。

但し、ぼくという人間が初音ミクのパラメータを弄って、そして初音ミクに歌ってもらうための曲を準備している。
どう頑張っても、それは初音ミクそのものではない。
初音ミクの概念を模倣したものとなる。
だからこそ、タイトルは『二次創作』です。
初音ミクという概念の二次創作なので。

イラストについても『二次創作』というイメージを出したいと考えていまして。
公式のミク立ち素材も検討したんですが、二次創作というからにはイラストでもそれを表す必要があろう。
なので、それを建前として敬愛する3774.先生にV4XとNTのミク立ちイラストを描いていただきました。
依頼した際にぼくの説明が不十分すぎて、何のために描くのかも全く分からないままにも関わらず快く描いてくださった3774.先生に改めて感謝いたします。

完成したイラストを頂いた際には、そのあまりのかわいさに感動のあまり3939不可説不可説転ほど輪廻転生を繰り返し、永劫の時間を初音ミクと共に過ごしておりました。
それだけの時間を過ごしても、初音ミクという概念は未だに分からぬ。
矮小な人間が知るには、初音ミクはあまりにも、巨大すぎたのだ。

そのようなかわいらしさに満ち溢れる初音ミクを描いていただいた3774.先生のTwitterアカウントはこちら。
全人類はフォローしましょう。


曲の構成について

今回は全6パートで構成されており、ジャンルで分けると以下の順番です。

ElectroSwing
→DubStep(+Melodic DubStep)
→HappyHardcore
→FutureCore
→Chiptune
→CityPop

このように違うジャンルの曲を並べて、そこに初音ミクの声とイラストを当てることでパートごとの初音ミクの見え方の違いを出してみました。
特に最初にElectroSwingを持ってきているのはかなり狙っています。
初音ミクのイメソンでElectroSwingが流れるなんて誰も思わないでしょうし、ぼくの普段作る曲を知っている人なら尚更です。
曲のフックを作って印象付けるためにも、最初にぶち込みました。

この辺りのジャンルについては初挑戦になりますので、色々と勉強していたりもします。
その中の一つでコード進行の勉強をする際には、以下の動画に助けられました。

こちらは、「ネタ曲投稿祭2021秋」というイベントの曲になります。
そのイベントでぼくもスポンサーとしても参加していたのですが、その際にスポンサー賞を贈った曲なんですね。
そこで「ぼくもこの曲で学んでかっこいい曲を創る!」みたいな発言をしたのですが、それがやっと実現しました。
有言実行です。ドヤッ

DubStep、CityPopも初挑戦なのでそれぞれ作り方を見ながらやってみました。
聴いていただいた方からかっこいいなどの評価を頂いて内心鼻高々です。
やったぜ。
今回、歌詞が無いことで曲自体のクオリティにフォーカスが当たりやすくなるなとは思っていましたので、そこはぼくなりに頑張ったつもりです。
初音ミクという概念の模倣にアレなクオリティの曲を歌っていただくのは失礼だと考えましたので…

で、この6パートですが。全部1つのプロジェクトファイルで進めるとぼくのPCのスペックでは確実にDAWがぶっ壊れるので以下の手順で組み合わせてます。

  1. 6パートをそれぞれ別のプロジェクトファイルにする

  2. それとは別にミクの声を管理するプロジェクトファイル、パートを結合するためのプロジェクトファイルを用意する

  3. それぞれのパートを作編曲する

  4. ミクに歌っていただき、各パートにマージする

  5. パートごとにMIXを行う。パートごとの音量差のばらつきが出ないように調整する

  6. 各パートをWAVで出力し、パート結合用のプロジェクトファイルにマージする

  7. パート結合用のプロジェクトファイルから最終的に出力する

各パートごとに大体30~50トラック(+20バストラックくらい、Chiptuneは少ない)なので、合計で200以上かも
労力半端ないので、もうこんなやり方で曲を創ることはないだろう…

動画について

最初ノリで作ってたんですが、なんかしっくりこなかったので考え直してパートごとに意味を持たせる動画にしました。
その辺りは見ていただければ何かしら感じ取れるかなと思いますので、詳細は割愛します。あまり言いすぎてもつまらなくなりそうなので…

終わりに

色々と実験的な要素が多い曲となりましたが、見ていただいた方々から多くの評価を頂けたことはぼくの今後の活動に大きなプラスとなったと感じています。
特に、本作のぼかれびゅ(ボカロ曲のレビュー)を何件か頂けたことは大変感謝しています。レビューって、その曲への思い入れが無いとなかなかうまく書けないですしね…

今後も色々な角度から、初音ミクの概念を追っていきたいと考えていますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

YouTubeでも3/24の19:00よりプレミア公開を予定しておりますので、ご一緒いただける方は是非。

今回のボカコレ全体への所感は後日書こうかなと思っております。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
それでは、また。

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