見出し画像

結婚と婚活と1年

結婚はゴールではない。
よく言われる言葉。でもぜーんぜん理解できないでいた言葉。
そして、年の瀬とまーったく関係ない言葉。

意気揚々と2018年頭に"年内婚約!"を掲げた私だが、結果は独身彼氏なしのまま12月31日を迎えている。
婚活アプリやらパーティーに走り、それが合わないと思えば趣味サークルへ顔を出し、何がだめなのかともがき苦しんだ。
友達の結婚・出産なんてとうの昔からオートスマイル機能、面の皮一枚の笑顔で祝福していた。
そんな自分は嫌だったけど、それぐらい精神的に追い詰められていたのだ。
いや、正確に言おう。勝手に追い詰められていたのだ。

こんな書き方をすると辛いことばかりの2018に見えてしまうかもしれないが、そんなことはない。

2018年もっとも発した言葉は「はじめまして〜」だ。
どんな場でも初対面の席でも、"私らしくいること"を習得した。
人の顔色を読み、求められることを返す能力に長けている私にとって、
どんな時も"私らしくいること"は最難関であり、最需要課題だった。
それをクリアした。大成果である。

そんな折の12月。
背中や肩、腰がガッチガチに固まり仕事中頭痛と吐き気に襲われる。
とにかく眠りたい。なのに仕事は終わらない。むしろ積み上げられる。
行きたい忘年会以外は全てキャンセルし、とにかく仕事に集中し、土日はひたすら眠った。
眠すぎて「残り1ヶ月しかないのに…!」という焦りさえ、感じられなかった。
もぉそんなのどーでもよかった。
命が惜しい。
それぐらい、眠かった。起きてる時間が辛かった。

なんとか迎えた仕事納め。全然納まってはいないが、私は目覚めた。
頭痛や吐き気はなくなり、死を予感させる眠気もない。世界がクリアだ。

そんな頭で理解した。
「結婚はゴールではない。目的にはならない。」と。

所詮、ゴールまでの成果物でしかないのだ。
私がどう生きていきたいのか。
どんな私で生きていきたいのか。
その中に結婚があるかないか。
たった、それだけのことだ。

婚活はそれを勘違いさせる。
自身の目的に合った人を見つけ、契りを結ぶ。
それが、婚活。
自身の目的が"どう生きて生きたいか"であれば、問題ない。
が、大概は相手の収入や人柄。
いわゆる、"結婚するならこんな人"探しになる。
結婚相手によって自分の人生がより良くなりそうな相手。

悪いことではない。より良くなったら幸せだ。
でも自分が好きになる人とはかけ離れていることはないか?
今までの彼氏とはあまりにも違うタイプになってはいないか?
結婚はゴールじゃない。結婚後、誰かが私の人生を生きてくれる訳じゃない。
ずっと、結婚した後もずっと、私が私の人生を生きていく。

私らしく、私は生きて生きたい。
何かに焦って、結婚というゴールのために好きになれそうな人を探すのはもぅやめた。

焦っても転ぶだけだし。
何より、私らしく生きるのに、なにを焦る必要があるのか。
急に結婚がどーでもよくなる、ということはなくて笑。
結婚はしたいけど、結婚をしたい訳じゃないというぐらいには思えた。
大成果である。

すると不思議だ。
仕事は納め後、アプリでとんとんとーんと会うことになり、一昨日会った男性。
身長も見た目も収入もタイプではない。
でもすごくすごく楽しい。
婚活だと意識してたら言っていなかっただろうツッコミも普通に言えてしまうぐらい、楽にお喋りしていた。

彼氏が出来たわけではない。
相変わらず彼氏はほしい。
事実だけ見たら1年前となにも変わらず、年頭"年内婚約!"と言いそうな状態だ。

でも、そんなこと言わない。
とにかく楽しく過ごす。それが今の私の目標だ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?