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風たちぬ
新緑が目にまぶしい、ツバメが飛び交う季節になりました。
ただ、今年はどこにも出かけられそうにないですね。
このゴールデンウィークは、各地方の方がご近所の画像をアップしてくださるインターネット上の写真を見て、季節を感じることにしましょう。
今日は東福寺の新緑を拝見し、京都の風を想像していました。
新緑の間を心地よい風が抜けていくこの季節になると、堀辰雄の『風立ちぬ』を思い出します。正確には、文中に出てくるヴァレリーの詩の引用訳を。
のちに「誤訳」と分かるのですが、それでも、この語感に、さわやかな決意を感じることができて、好きな一節です。
そう。風が吹いてきた。さあ、生きていこうか。
「風たちぬ、いざ生きめやも。」(堀辰雄/『風たちぬ』)
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