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人には追い風が必要だ。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』という映画があります。

監督はケン・ローチ。第69回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した映画なので、ごらんになった方も多いかと思います。

公式サイトはこちら https://longride.jp/danielblake/

公式サイトのストーリーには「イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない」とあります。

ダニエルは、役所で困っているシングルマザーのケイティに声をかけ、自身も問題を抱える身ながら、母子の生活を手助けするようになり、交流が生まれていきます。

映画のラストで読まれるダニエルの手紙が胸を打ちます。ぜひ映画を観ていただきたいのですが、苦しい状況にありながら真面目に子供たちと生きるケイティにダニエルが掛けた言葉も印象的です。

苦しいとき、少し後ろから支えてもらえれば、またまっすぐ立つことができる。追い風の力を借りるのは恥ずかしいことじゃないです。


「人には追い風が必要だ。そうだろ?」(映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』)


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