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92歳の谷川俊太郎さん

東京・高円寺と石川・白峰の2拠点で「贈与経済2.0」の実証実験が行われると聞いて興味を持ち、朝日カルチャーセンターのオンライン講座『対談・贈与経済2.0:ポスト資本主義社会の作り方』を申し込みました。

ただ、生配信の日時ではリアル参加できないことがわかっていたので、見逃し配信で拝見する予定です。(後日拝見したところ、登録者の皆さんが見逃し配信だったらしく、対談中に「(リアルタイム視聴は)ゼロです」とおっしゃっていました)

講座の翌朝、講座自体まだ見ていない段階で、朝日新聞社から[朝ニュースレター]というメルマガが届くようになりました。

カルチャーセンターに登録したら自動的に送られてくるのかな、私がチェックを外し忘れたのかなと思いながらスクロールしていくと、いろんな記事のリンクが貼ってありました。

気になる記事を見に行くと、そのほとんどに「この記事は有料記事です。残り●●文字。有料会員になると続きをお読みいただけます」との記載があります。なかなかスッとは読めないんだなーと思いながら見ていると、そのなかに手続き不要で読める谷川俊太郎さんのインタビュー記事がありました。


これは無料でいいのか。無料の記事ほど、たくさんの人に見てほしいものなのかな。

記事は「いきる」「はなす」「あいする」「きく」「つながる」の5つのキーワードでお話がまとめられていて、どこを切り取ってもタイトルになるような、それだけで立っていられるような言葉がいくつも並んでいて、仕事中だったのですが全部読んでしまいました。

なかでも人と比べることをしなくなったと語られた後の、「優劣をつけるのが面倒なの」。「優劣をつけるのがイヤ」ではなく「面倒なの」は、私の気分にもとても近くて、こういうふうに言えるようになりたいなーと思いました。

「言葉への疑いは一貫してありますね。いまも詩を書き続けているのは、詩を疑ってる、言葉を疑ってるから。」(谷川俊太郎/「未来を生きる人たちへ」)


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