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「男の嫉妬」

実は男の嫉妬心は、女の何倍も強い!

それは、一般的に男性は日頃から自分の中の嫉妬心を抑圧し、「嫉妬はみぐるしいもの」として否定しようとしているためだと思う。

ささやかな嫉妬ならば抑え込むことが出来ても、どうにか対処していないとそのうち徐々に嫉妬心が膨れ上がり、自覚も出来ずに自分でコントロール不可能になり、ついに暴走してしまう。

男は、社会の中で常に競争しており、建て前が先行する。当人たちは自覚していないけれど激しい嫉妬が渦巻いている。これは、女性の嫉妬とは大きく違う点である。嫉妬の対象は、様々だが、「出世」「金持ち」「モテ具合」「背の高さ」「頭のよさ」「彼女が美人かどうか」「夜の強さとか大きさ」「所有物」「職歴・学歴」

これまでの経験から挫折や劣等感がある場合には、本人は表面上は隠しているが、挫折や劣等感の原因に対しての嫉妬心が強い傾向にある。貧乏な幼少期を過ごしたら「お金持ち」に、中卒だったら「学歴」にといった具合である。

本来ならば、嫉妬心をバネにして頑張ればいいのだが、到底かなわないと諦めた場合には・・・・・無気力になることも・・・

自分の個人的な嫉妬を社会的なモラルとか正義感といった大義名分にすり替えて、嫉妬の対象を攻撃することは少なくない。例えば、政治家や公務員はコロナウイルス騒動によって経済的な損失がゼロなのだから、国からの配給金をもらう権利は無いなどと言う主張だ。現実に現金支給の時にそん「な職業差別」が実施されるだろうか。やり方を工夫しないと、とんでもない反発を招くだろう。先の主張は、不景気時の「安定した収入への嫉妬心」からきていると分析しているが、違うだろうか。違うと言うのならば、もっと現実的で具体的な数字を示して、大勢が納得するような主張をして欲しい。

男も女も嫉妬心は、持っているが、できればそれを自分の発奮剤や「憧れの気持ち」へと転換して、建設的な生き方をしたいものだ。



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