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「遺伝か環境か」

子供の運命は、ある程度は親で決まる。

遺伝学説に、運動神経の良さや学習能力の高さは、エックス染色体にの乗っているというものがある。つまり、男の子の染色体は、エックスワイ母親からもらうエックス染色体の影響で決まるとなる。

だが、仮に遺伝子が優秀であっても、極端な例だが、オオカミに育てられる環境下に置かれたとしたら

学習環境は大事だ。ただいま~と帰宅する。玄関には、靴がきちんと揃えてある。子供部屋までの道のり、廊下はすっきり掃除されていて、部屋に着くと学習机がある。照明も良い。

母親が栄養バランスを考慮した食事や弁当を作る。父親は夜中に進学塾まで迎えに行く。家族仲良く笑顔が絶えない。

すべてにゆとりや余裕がある。

こういう環境下ならば自然と医学部にも入るだろう。しかし現実には、そうすべてが上手く回るとは限らない。

実際に小学校に30年間勤務してきて、小学生の抱える困難が計り知れないことを実感している。

小学生の場合には、家庭の環境や保護者の態度や考えをモロに受ける。話す言葉、服装、仲間、勉強熱心かどうか

小学生には学びの積み重ね、積み上げが大切だ。毎日の少しずつの努力になるが、長く見れば、親からの影響は大きい。

だから、子育て支援するには、保護者の意識改革や教育が必要になる。保護者が信頼して、はなしを聞く先生でなければ、保護者の心に話は伝わらない。



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