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一生許さない営業マン〜後編〜

さて前回の続き。

車の営業マンが、私の車のホイールカバーを預かって、代わりアルミのホイールカバーを探してくれるって言ってなかなか見つけてくれない。

その後何度か電話で「まだですか?」
って聞いたが、「すみませんねぇ〜。まだなんですよ〜。なかなかいいの見つからなくて〜。」
って、いちお探してるけど見つからないらしい。

語尾を「ねぇ〜。」とか「ですよ〜。」とか伸ばして話す感じ、なんとなく信用できない。

だからもういいやと思って「自分で探すので、私のホイールカバー返してもらっていいですか?」って電話したら「もう少し待ってください!すぐ探しますから!いいの見つけてみせますから!」
と、頑なに返してくれない笑
それでもまだ私は「そうですか^_^」とやんわり対応。

旦那とその晩「はは〜ん。こりゃ絶対、私のホイールカバーはもう売り捌いたんだな奴は。こりゃどうしてやろうか。」
と、私と旦那はその営業マンをどう懲らしめてやろうか作戦会議。
だって、探すって言ってからもう4ヶ月も放置されたんだよ。
4ヶ月って1年の三分の一だよ!?
そろそろキレてやろうぜ。
私って、普段は穏やかでニコニコだけど怒ると怖いんだよ。
奴はそのことに気づいてないんだよ、かわいそうに。

後日のやりとり

私「もういいです。4ヶ月待っても見つからないようなので、自分で探します。もうホイールカバー引き取ってくれるって人も見つかったので、私のホイールカバー返してもらっていいですか?」
営業マン「いや奥さん!もう少し待ってください!もう見つかりますから!」
私「でももう引取先見つかっちゃった(ウソ)ので返してください。もう少しもう少しって言われ続けて4ヶ月も経ってるしもう待てないです。」
営業マン「いや!ちょっと!」
私「?返してもらえないんですか?」
営業マン「いや〜。」
私「なんでですか?」
営業マン「すみません。あのホイールカバー・・・もう売っちゃったんです。」

ほらやっぱりー!!!!!
わかってたけどね。
でも私はそこで名演技!

私「え!?・・・売っちゃったんですか!?え・・・。ちょっ・・・。どうしよう・・・。でもまだ代わりのもの受け取ってないですよ。なのに私に許可なしで売ったんですか?最初に私が返して欲しいって言ったらあなたが僕が代わりのもの見つけますから。って言ったんですよね?えー・・・ちょっとこれは・・・、主人と話します。」
ガチャリ!

その直後営業マンから何回も何回も電話が鳴ったがシカトした。
すると営業マンは旦那に電話をかけたらしく、

「先ほど奥様を怒らせてしまいました!お客様から預かったホイールカバーは売ってしまったと言うのは実は僕の勘違いで、ちゃんとありました!!!あります!!!でも大変怒らせてしまったので、僕が自腹で新品のものをすぐに用意させていただきます!!!」

って言ってきたそうだ。
自腹で新品って笑
本当は売っちゃって、もう手元にないけど新品弁償すれば勝手に売ってないってことも信じてもらえると思ったんだろうか。

まあどうでもいいけど。
私はとりあえず早くアルミのホイールカバーにしたかったんだよほんとに。
すぐって言われたのに4ヶ月も待たされた。
その営業マンのポケットマネーで新品を買ってもらおうが中古を探してこようがどっちでも良かったんだよ。
とにかく1日でも早くアルミにしたかったんだよ。
とはいえ、
買ってくれるって言うんだからありがたく新品を買っていただいた。
許してはないけど。

後日その販売店に行った時に、その営業マンは私の元へ真っ先に飛んできて、
「奥様!このたびは大変申し訳ございませんでした!」
と謝ってきた。
私は目も合わさず
「いえ。」
の一言。
それ以来私はその営業マンとは全く話さず、お店に行くこともなかった。

旦那は「怒らせたら1番怖いお客さんだよね。」と私に言った。
ほんとそうよ、見た目だけで人を舐めないで。
真摯な人にはこっちもちゃんとするけど、お客様を見下すような営業マンは無理。

私も販売員を経験したことがあるからわかるけど、価格に関わらずお客様はお客様。
たとえ購入につながらなくてもお客様。
未来の購入者様になるかもしれないんだから。

ってか私その時100万円以上の買い物してるんだから、ちゃんと扱ってもらわなきゃ困るんだけど。
4ヶ月放置って。
釣った魚に餌やらないタイプかよ。

とまあ、これが私の「一生許さない営業マン」だ。

あれから何年か月日が流れ、2019年に初めて新車を購入しました!
今までで1番最高の営業マンさんに巡り会えた。
でもその新車がまさかの一ヶ月も経たないうちに水没して廃車になった(T . T)

その話はまた長くなるのでそのうち。

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