年をとったからナミダもろくなるんじゃなくて。

最近とにかく涙もろい。

ドラマを見てぴえん。
アニメを見てぴえん。
漫画を見てぴえん。

号泣するというか、ウルッとしてしまう。

「あ〜年取ったな」と思っていたけど
よく考えたら年を取ったというより、
たくさん経験したからじゃないかなと、ふと思った。

彼氏のいないときは
恋愛モノを見ても何も感じなかったし、

子どもがいないときは
家族モノを見ても何も感じなかった。

パートナーと出会えたから、
大変な思いをしてパートナーを守ろうとする
ドラマチックな恋愛モノでうるっときちゃうし

子どもが生まれたから、
家族のために命をかけて戦う
家族モノでうるっときちゃう。

わたしは「知ってしまった」のだ。

年を取ったからじゃない。
他人事だった物語たちを
自分に落としこんで考えられるようになっただけなのだ。

だから
若くても涙もろい人だっている。

きっとその人は経験したことがあるか、
他人事を自分のことに考えられる想像力が豊かな人なんだ。

涙もろいって、
ちょっとオバさんくさくてダサい気がしてたけど、
フィクションや他人の物語を
自分のことのように想像できるようになったってことで、
自分一人じゃ分からなかったことを手に入れたってことで、
とても素敵な成長なんじゃないかしらん。

これからも、
やさしい涙を流せるような
人間に成長していきたいな。

具のない🍙まき子（@makicome1986）