都会から信州を眺めてみる(東京・蔵前)
つい最近、家族会議のため千葉の実家へ帰省した。都内へ到着した日は実家へ直行せず、富山のガラス作家の展示へ足を運んだり、かつての同僚と飲んだりと満喫。夜は前々から利用してみたかった蔵前のゲストハウス「Nui.」に一泊してみた。トップの写真は、その翌朝に宿の近くから眺めたスカイツリーだ。
東京やその周辺には、連絡をすれば会える友人や知人がたくさんいる。それでも、なんとも言えないアウェー感が拭えないのはなぜなんだろう。この感覚は今に始まったことではなくて、社会人になって東京に住んでいたときもずっと消えなかった。
生まれてから死ぬまで東京一筋の人もいるんだろうけど、東京に住んでいるほとんどの人々は「たまたま今ここに住んでいる」人たち。その人たちは、この先もずっと東京に住み続けるとは限らない。
かたや伊那谷で出会った人々は「この先もここに住むであろう」人たちのほうが多いように感じる。地域の人に話を聞いていると、人と人がこれまで繋いできたバトンが見えてくるような気がするし、私もそのバトンを繋ぐランナーのひとりになりたいと素直に思えるのだ。
新宿発のあずさのなかでこんなことをグルグル考えていたら、フワッとありがたさがこみ上げてきた。都会に身を置いて今いる環境を眺めることも、たまには必要ってことですね。
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