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フランセ「クラリネット協奏曲」②

このレッスンノートは私がフランスに来てから受けた指示を記録してます。一つの解釈として記事を読んでいただけたら嬉しいです。

さて今回はフランスの協奏曲一楽章のカデンツ部分からいきましょう☺️

カデンツというと、少し自由に空間を作れるイメージだと思いますが、最初は「in tempo」の中で作っていきます。そうすると後の「in tempo, ma a piacere 」の面白さが、ぐっと引き立つからです。

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始めはテンポの揺れがなくピタッと歯車が合っているような感じです。

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In tempo ma a piacere とは、「インテンポでも楽しんで!」(私は自由によいう表現より楽しんでの方がこの曲のキャラクターに合っているような気がします。) と書いてあるように、ここからは音楽の進む方向に向かってニュアンスをつけることが出来ます。

装飾音符に「très suivi  しっかりくっついていく、後に続く」という指示がありますが、この装飾を利用して音楽に速度をつける事ができますね。レッスンでも緩急つけるところに〜マークやaccelの補足がありました。そして一番最後のパッセージは「Bien chanté  たっぷり歌って」この場面を収めましょう。

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次のページです。四段目のフェルマータの後5小節目、私が持っている版は音の間違いがあったようです。3拍目の裏はファ、4拍目の頭はミのフラットと訂正が入りました。

私はかなり前に買っているので、今売られている版は音が訂正されているかもしれないですね☺️

カデンツの終わりはフランセ特有のこれで締め括られます。
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む、、、、、むずかしい🤣

最後の段は印があるように、3つずつの塊で取っていきましょう。そうするとスッキリしますね。

オーケストラが入ってきてからは、pの指示が続きます。

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前半、⑧のところでも似たような音形が出てきましたね。その時はきっちりかっちり梯子を登り降りするようなイメージで演奏しましたが、ここはフレーズが進化してます。サラッと風が吹くぐらい軽やかなイメージで、音楽が重たくなるのを避けましょう。

でも指が滑っていくのは厳禁です。難しいですね😅

私はレッスンで、指に気を取られて一拍づつテヌートを付けるような演奏をしてたのですが、

「重すぎる!!!いい?バターソース料理の後に、バターたっぷりのケーキなんか食べたくないの。重たい料理の後はソルベとかフルーツの方が良いでしょ。バランスって大切なのよ。太りすぎちゃうわよ!」と注意が入りました🤣

料理も音楽もバランスが大事という事ですね☺️

お読み頂きありがとうございました😊

次回は二楽章にいきましょう。では!!



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