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【心躍る方へ】


6年生の息子が この夏、読書感想文のために選んだのは『窓ぎわのトットちゃん』。


30年以上前、実家の本棚に並んでいた。何気なく手に取り読み始めたら、面白くて面白くて引き込まれていった。実家の誰が購入して、誰が読んだのかも 分からないままだし、それでも 好きな本だった。大ベストセラーだと知るのは ずいぶん後のこと。

久しぶりに読みたくなって数年前に購入し、本棚に入れっぱなしにしていた。

この夏 めでたく息子が発掘し、「これ、面白いね。」

奇しくも30うん年前と同じ現象がおこったわけである。

夏休みも終わり、数日たったころ、ふと目にしたネットニュース。

なんと!なんと!
42年ぶりに トットちゃんの続編が出るというではないか!

作者の黒柳徹子さんは
ー私は、どう考えても『窓ぎわのトットちゃん』よりおもしろいことは書けない、と思っていました。ー

いやいや その気持ちも分からなくもない。だって そのくらい面白かったのだから。

学校から帰ってきた息子に「ねぇ!トットちゃんの続編が出るってよ!」

息子「えぇ!本当!読みたい!読むでしょ!続きが気になってたんだよねー。」

約2ヶ月後に続編が読める息子が少々うらやましくもあるが、ワクワク楽しみに10月の出版日を待つとしよう。

なんせ30年以上待ってたのだから、ひと月なんて あっという間に違いない。

いわさきちひろさんを知ったのもトットちゃんだった。

こんなに生き生きと可愛らしく子どもを描けるなんて素敵。一方で なんとも言えない子どもの悲しみみたいなものも 大人を見透かすような その目に表れているんだよなぁ、と。

まだ子どもたちが小さかったころに『いわさきちひろ美術館』にも行ったんだった。また行きたいなぁ。また違った気持ちで見ることになるのかなぁ。


写真は8月に行った『相田みつを美術館』で購入した絵本。こちらも夢のコラボで最強タッグ。

帯は黒柳徹子さん。


なんだか つながらないようで 全てがつながっていて、天のはからいに心躍り、頭がさがる。

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