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【ファミサポ援助会員登録と花束】

養成講座を受けて区のファミリーサポート事業の援助会員に登録してきた。

ファミリーサポート事業は保護者が一時的に保育できない際に、そのご自宅または援助会員宅等で お子さんをお預かりする。

幼稚園、保育園、学校、習い事の送迎などもサポートする。

家事の代行は出来ない。

1時間の利用料金が決まっているが、一般のベビーシッターなどとは違っていて、利用会員と援助会員の間で金銭の取引のある「有償のボランティア」である。

他にも細々ルールはあるが、ざっくり言うとこんな感じ。

もともとは私も利用会員で、今回の登録に伴い、利用会員からは退会することとなった。

利用会員への登録は地区の保健師さんのススメ。眠れていないことを心配され、クリニックを紹介され、付き添ってもらい、その帰り足で泣きそうになりながら登録したのだった。

それが今回、援助会員に登録するってだけで何人もの職員さんから「ありがとうございます!」とお礼を言われ、違った意味で泣きそうになりながら、感慨深く退会した。

利用会員約一万人に対して、援助会員150人弱。全ての利用会員がサポートを受けてるわけではないだろうけど、圧倒的に援助会員が足りてない。

4月に消防署で普通救命講習を受講して、本格的にサポートスタート予定。

「みんなが やりたいことができる世界」にするための小さな一歩。

がんばってる方のお手伝い、ついついなんでもやってあげたくなる。ただ有償ではあるが「ボランティア」なので、出来ること出来ないことの線引きを きちんとして、無理なく始めたい。

私が大切にしたいのは、もちろん我が子だし、自分自身だから。


話は変わって、午後からは児童放課後等デイサービスでのパート。

6年生男子が話しかけてきた。
「これから99%が間違う問題を出します。」

私「オッケーオッケー!1%に俺はなーる!」

「はい、はい。赤い花束が2束あります。白い花束が3束あります。あわせて何束になりますか?」

ええとー99%が間違うんだから、単純に5束じゃないんだよな、、、

「シンキングタイム終わるよー!」

「ちょっと待ってー!ううーん、ううーん。」

はっ!ここで閃いた。
「一束!一束だっ!!!赤い花と白い花を合わせた一つの花束になったんだ!」

「うむ。正解。」

「いぇーい!宣言通り1%!!!」

我ながらよく閃いた。

柔軟な考え方って とっても大切。

昭和生まれの私、ドラマ『スクールウォーズ』を思い出す。先生が不良生徒に勉強を教える、私の好きなシーン。

『花』って言う漢字を習っているのだけど、ノートに『花』っていう字を書きながら生徒が一言。

「先生、花っていう字、10書いたら花束みてぇだぜ。」

『花』という字を たくさん書いて、それを『花束』と表現する感性が素晴らしい。

この後 会話は「100書いたら、、、」
「花園だな。花園になるまで書いてみろ!」と続くのだ。花園はラグビーの高校全国大会が開催される場所である。

おっとっと、今日も横道へ行き出した。

昭和の根性論は平成生まれの6年男子には通じないけど、、、問題に正解したら一目置いてくれるようになったよね。

しばらくして6年男子、私より少し年配の先生は「5束って答えたよ。不正解。」って知らせてくれた。

「そうだね。でも私は5束も間違いじゃないと思うな。束のままなら5束だからね。一束も正解。柔軟な考え方ができると世界の見え方が楽しくなるよね。」 

いろんな お花が集まって花束。
いろんな考えがあっていい。

何気ない子どもたちとの関わりが楽しく嬉しい日でした。

読んでいただき ありがとうございます。

まき

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