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新種牡馬・ドレフォン

新種牡馬・ドレフォンについて

ファミリーナンバーは1号族n分岐です。
妹のスイ(Candy Rid)は2021年現在、現役で日本中央競馬で走っています。

父はジオポンティというアメリカ生産馬でGI7勝を挙げた名馬です。
ジオポンティは芝レースや現在は少なくなっているオールウェザーというコースで走っていました。

ヴィクトワールピサが日本馬初制覇をもたらしてくれた2011年のドバイワールドカップ。このときに5着に入ったのがジオポンティでした。そして代表産駒がドレフォンが日本に導入されたのです。

ドレフォンはダート競馬が主流のアメリカ生産馬で、現役時代の出走レースは全てダート・適正距離は1200m〜1400mという短距離馬でした。
主な勝ち鞍としては、2016年のBCスプリント・キングビショップステークス・フォアゴーステークスのGI3勝を挙げ、種牡馬入りしました。
 現役時代の馬体やレース内容を評価され、日本競馬での適正を見込んだ社台グループが購入を決め日本にやってきてくれました。
日本がアメリカで種牡馬購入するのは近年ではなかったことで、2003年以来実に15年ぶりの購入となりました。

アメリカ生産馬は日本競馬での対応が非常に良く、日本を世界レベルに押し上げたサンデーサイレンスを初めたくさんの種牡馬が成功を収めています。
そして何よりも成功を見据えて購入を決める社台グループの相馬眼とセンスには素晴らしいものがあります。

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ドレフォン産駒についての見解

2021年が産駒デビュー年となりました。
まだまだデータが少ないのでハッキリとは言い切れない部分も多いですが、2021年8月15日終了時点でのデータで産駒の傾向を探っていきたいと思います。

出走回数45回中:芝36出走中4勝、ダート9出走中1勝と今のところ圧倒的に芝向きの産駒が多いですね。
そして1〜3番人気になったときの連対率はあまり良くない数字で、4番人気以降の方が勝率や連対率も高いデータが出ています。

初勝利は白毛一族の関東オークス(GⅡ)勝ちのユキチャンを母に持つ白馬のハイアムズビーチでした。
白毛馬ということもあり、話題の1頭が父の初勝利を飾ってくれたことで注目が集まっています。

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芝レース5勝の詳細は、

東京1400m 1勝
東京1800m 1勝
函館1200m 1勝
新潟1800m 1勝

直線の長いコースのほうが得意なのかなという印象はしますが、判断はまだしない方がいいでしょう。

重賞は函館2歳Sにカワキタレブリー・フェズカズマの2頭が出走しましたが、それぞれ5着・9着と敗れています。
フェズカズマに関してはダートデビュー1勝で、今回が初の芝レースでしたので芝・ダート兼用という可能性も出てきましたね。


これから秋に向けてクラシック戦線を見据えているドレフォン期待馬もたくさん出陣してきますのでまた追って記事を書いていこうと思っています。

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