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完璧です

はい! 皆さんも大好きな歴史について書きます。


と偉そうに始めましたがその昔ジーフー は歴史の授業があまり好きではありませんでした。

なぜなら覚えなくてはいけなかったから、です。

覚えるだけのものは苦痛なので、とりあえずいつも授業開始10分で寝ていました。


そんなこんなで歴史の教科書読むより漫画を読んでいました。

そこであったのが、横山光輝さんの「三国志」!!


もう定番中の定番ですね。

当時アニメで土曜朝5時半から放送していたので、それを楽しみに早起きをしていたくらいでした。

そして日曜朝は静岡のサッカー少年の定番「KICK OFF」でした。


という訳で漫画から歴史に興味を持つようになった気がします。

今の大人気漫画はキングダムですね。ジーフー はおっさんなので第1話から見ていました。


そんな中、最初の絵でも書いた藺相如も漫画オリジナルの設定で登場していましたね。

そんな藺相如さん、名前よりも有名なのがタイトルにもあった


「完璧」


の故事です。


当時「戦国七雄」と言われていますが、実際のパワーバランスは秦が圧倒的に強かったんですね。秦は他の国に対して、侵略したいからあの手この手で圧をかけていたのですね。まるで○ラえもんに出てくる○ャイアンのように「お前の物は俺の物」状態でした。

他の国にお宝あれば圧をかけて手に入れようとし、応じなければ侵略という暴を背景にしたとんでもなく理不尽な事をしていました。

そんな中、秦のお隣の国 趙には「和氏の璧(かしのたま)」という世に名高いお宝があったとさ。

もちろん、秦の王様(キングダムの戦神)はそれが欲しいのなんの。

早速、趙に圧をかけます。


「城15個やるから、その璧と交換ね」


趙の人はビビります。

「絶対ウソだよ。そうやって璧だけもらって後からなんやかんや言って城なんてくれないよ。」

「でも、無視したら侵略だし、、どうすればいいのさ」

誰もがどうやれば丁重に断れるのかを必死で考えていましたが、妙案は浮かばなかったのです。

その中でかくかくしかじかありまして、藺相如が国を代表してその応対の使者に選ばれるのですね。

藺相如は璧を持って、秦の王様に会います。

すると秦の王様は手に取って周りに見せびらかしてウハウハしています。

藺相如は思いました。

(やっぱ城は無理だな、これ)

藺相如曰く「王様、王様 それにはちと傷があるのでその位置を教えませう」

そのような事言って秦の王様の手から体よく璧を奪い返し、

「なんだその態度は?!それが国の使者に対する態度か(怒)!私は国の反対派を押し切ってまで、この度の使者として参ったというのに。 王様のその態度は城との交換をする人のそれとは到底思えない。そんな人に璧は渡しません!! 我が趙王は5日間も身を清めてこの度の儀を迎えた。秦王様もそのくらいして、この宝を受け取るのが筋ってもんですよ。それが出来ないならこの璧は割ります! さあ、どうするさ!」

秦王側も藺相如の剣幕を見て、これはヤバいと思ったようで、15の城の話も少しして身を清める事5日間。璧のために我慢しました。

その間に藺相如は、あろう事か供の者に璧を持ち帰らせてしまっていました。

当然、死を覚悟しての事です(当時、王様を侮辱することは即死刑でした)。


はたして5日後、

秦王曰く「璧くれ」

藺相如応えて曰く「もう趙に持ち帰ったのでねーです、はい。」

秦王の周りは言いました「コイツ○す!!」

秦王曰く「まあ待て。コイツを○しても璧が手に入るでもなし。このような立派な人物がいるのなら秦と趙の友好のためにもてなす事にしよう」


昭襄王様もなかなかの度量を見せました。


そんな事があって、藺相如も璧も趙に無事に帰る事が出来ました。

璧を完(まっと)うして帰った訳ですね。

この事を指して完璧という言葉が生まれました(中国語は現代日本語とは逆に読むパターンが多い)。

そして藺相如は知勇兼備の士として国の支柱となっていく訳ですね。カッコいい事この上なし、です。


如何でしたでしょうか。拙い文章ではありますが、歴史の故事と有名人を一人紹介してみました。


また今後も面白い人を好き徒然なるままに紹介していこうと思います。


つづく




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