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「PDCA」よりも、「PDCACA」を。

「PDCAサイクル」というのを、聞いたことがあるでしょうか?

これは、PlanーDoーCheckーActionという、それぞれの過程を経て熟成させることにより、ものの完成度を高める手法です。

①プランを考える、②実際に動く(行動する、あるいは実行する)、③検証する、④検証した結果を次に生かす。

一般には、④→①として、新たなプランを考えて…となります。また、考える内容によって、サイクルの長さも違ってくるはずです。

しかし、実際、仕事の場面などで「PDCAサイクルを意識して」なんて言われたところで、本当にそれを活用した仕事をしているのか、甚だ疑問を持たざるをえません。PDを繰り返してCAに進まない、なんてことは、普通にあるのだと思います。

さて、表題にある「PDCACA」というのは、Check-Actionのループを意識しようというものです。

これっておかしくない?と思うかもしれない。

しかし、人間の本質を見抜いた上で、PDCAサイクルに乗せると、CAの部分は「勝手に省略するか、簡略するかで終わらせたことにする」のがオチになります。CheckやActionなど、行わずに完結してしまう(=PDPD行動)のはよくあることです。

ですから、逆転の発想で「CAを意識する」、つまり検証を二重三重に行うような動きを、最初から考えておく。そうすると、実際に検証結果を分析し、次に生かす際に沢山の材料(課題・成果)が生まれてきます。

問題は大抵1つではないので、Check-Action部分の意識を強く持つことで、より深い課題の発見にもつながるはずです。教科書的には1つの問題でも掘り出してそこを潰せるようなActionであり次のPlanなりを…となるわけですが、現実を見ることもまた、必要なことではないでしょうか。

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