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スウェーデンのSDGs!!

こんにちは!

Makanaスタッフです☘️

本日も秋晴れの良い天気ですね♪

本日のテーマは「SDGs世界ランキング1位であるスウェーデンの取り組み」についてです!

今ではよく聞くSDGsですが、その中での取り組みでランキングあるのを皆さんはご存知でしょうか?

SDGs達成世界ランキング1位のスウェーデンでは、政府はもちろん国民も積極的にSDGs達成に取り組んでおり、その積極的な活動はランキング17位の日本にとって大いに参考になるものです。

SDGs達成度世界ランキングは学術機関や企業、市民団体などのステークホルダーによるグローバルネットワーク「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」と、ドイツのベルテルスマン財団の独立した専門家のチームによって作成される「The Sustainable Development Report(持続可能な開発レポート)」で発表されます。その中で17の達成目標での取り組みを評価したスコアをもとに世界ランキングが決まります。

2020年のランキングでは、昨年デンマークにその座を明け渡したスウェーデンが1位に返り咲きました。スウェーデンはこの5年間で昨年以外の4度も世界ランクトップを達成しています。果たしてそのスウェーデンの取り組みとはどのようなものでしょうか。

スウェーデンの具体的な取り組みを見てみると、企業や団体、自治体などよりも政府自身が最も真剣にSDGsに取り組んでいるのがわかります。

〇ゴミを100種類にも分別
SDGsの達成目標における気候変動への具体策としては、ゴミの削減やCO2の排出抑制は重要な課題です。スウェーデン政府はゴミの分別をなんと100種類に分け、家庭ごみの99%をリサイクルやエネルギー源としています。各種の容器はデポジット制が採られたり回収施設が非常に充実していたりと、徹底した取り組みを行っています。

〇大臣もジェンダーレス
SDGsの目標にある平等についてもスウェーデン政府の大臣の顔ぶれを見ると、真剣に取り組んでいることがわかります。大臣のおよそ半数が女性でありさらに男女平等大臣という役職も設けられ、それを担っている大臣も女性です。またLGBTに対する偏見が生まれないよう、同性カップルを扱った話題が教育カリキュラムに組み込まれています。

そして、スウェーデンではSDGsの目標に基づく3つの原則があり、教育や企業活動、法律などがこれに沿って整備されています。

〇自然にかえせる量の資源しか取らない
人間もあくまで環境の一部であり、資源はあくまで自然にかえせるものを必要な量しか取らないという考え方です。例えば木材にするため木を伐採したら植樹をする、魚を捕るなら必要最小限にして数が減らないよう環境を整えるなどです。

〇地下より地上のエネルギーを選ぶ
地下にある石炭や石油などの資源は、再生に数百万年の時間を要するため現実的に再生が難しいものです。このため地上にある太陽の光や風、波といった再生可能エネルギーを使う社会にしていこうという意識です。またプラスチックなどの石油製品は焼却しても埋めても環境負荷が大きいため、自然を保護する観点からも使うべきではないという考え方にもなります。

〇生物の多様性を保護する
すべての生物にはそれぞれに役割があり、人間も含めて地球上の生物はつながって生きています。そのため食材を始め多くの資源が地球上の生物の恩恵を受けていることは明らかで、生命全体を守っていくべきという意識です。

スウェーデンでは政府が主導しながらもSDGsが国民生活にしっかりと入り込み、現実的な取り組みにつながっています。ゴミのリサイクル体制などさまざまな環境整備とともに、国民一人ひとりの意識が非常に高い印象があります。

一方日本でも政府が主導してSDGsを推進していますが、多くの国民にとってはまだまだ馴染みの薄いのが正直なところです。しかし地球規模で見れば今の生活は日本だけで成り立っている訳ではなく、当然持続可能な取り組みを進めなければなりません。特に低評価となった平等と環境について、私たちができる行動から考えてみてはいかがでしょうか。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう。
今日もステキな1日をお過ごしください✨

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