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『そこにある偽善との格闘』~アゲインストのある人を助けるとき~


お読み頂きありがとうございます。

いま、正にパラリンピックの開会式が行われています。それを観ながら思ったことをつらつら書きます。


正直、僕はオリンピックにしてもパラリンピックにしても、こんなコロナ感染拡大する中での開催は否定的でした。いや、今も否定的です。これは突き詰めれば行政の悪手、利権まみれの一言につきる(個人的意見です)と思うのですが、その論議は別に譲るとして、


今、開会式を観ていて、どうでしょう皆さん。

これ程までの大人数の障害を持った人たちを観たことありますか?

車イスはもちろん、片手片足、ともすれば両方ないひと。また、目には見えなくても、発達障がいや知的障がいをもった人、人、人、、、

僕らが普段生活をしてて、『たまに』アゲインストのある人に出会いますよね。

そして、できることならお助けしたい、という『気持ち』は沸き起こる。でも、

なかなかできないですよねー。

でも僕は、少し前から、できることなら、できることしかできないけど、勇気を持ってお助けしようとしています。

最近でも、仕事場から帰る時に、たまに合う盲目の男性がいて、たった数百メールだけど、歩行誘導のお手伝いをしてます。

ただ、

どうでしょう。そうやってアゲインストのある人をお助けしてる

『自分がいい人やんなー!』

とか、自分の心の中で思ってるとこあるんちゃうん? そして周りの人からもそう思われてるんちゃうん、いやいや、周りの人からも

『あの人いい人やねー』

て思われたいんちゃうん?自分???


そんな葛藤に悩まされるようになりました。

でも、


少なくとも、今夜のパラリンピックの開会式を観て、

片翼がなければ、僕が誰かが君の片翼になるよ。

たった刹那な瞬間かもしれないけれど。

だからこれからも、

道端で電車のなかで

出会って困ってるアゲインストの人がいたら、

胸を張って手をつなぐことができるかなぁって。


上から目線で『助けてあげる』ではない。

手を繋いで、肩を組んで

たったその刹那かもしれないけど、

友達になれるんだ。そんな感覚で、これからも。


*トップ画像は、先ほど開会式に出演された、ダンサーの森田かずよさんです。彼女とは10年ほど前に舞台で共演させて頂きました、、素晴らしい女優さんでありダンサーさんです。



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