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不安な気持ち

卵巣癌と診断された日。
病院から帰る車の中でポロポロ涙をこぼした事を覚えています。
癌と聞くと色々と想像してしまって…。
何かの間違えであって欲しいとずっと思っていました。
今は便利なもので検索すると色々な情報がわかってしまいます。
私が一番不安に思っていたのは手術や治療。そして生活のこと。
一人暮らしで愛犬と暮らしているので愛犬のお世話はどうしよう。
癌はどこまで進行しているだろう…。
金銭面は大丈夫かな…。仕事も休まなきゃ…。
こんな時に限って生命保険減額したばかり。何で今、癌なの?とパニックになっていました。
ずっと健康でいるとは思ってはいません。
だけど診断された時は39歳の終わり。
病気はまだ先のことと思っていました。
何で私が癌なの?世の中にはたくさん悪い人がいるのに…何で私な訳?と醜さいっぱいになったりと。
私のなかでなかなか受け入れられなかったのを覚えています。
だけど現実です。
受診したことも診断されたことも全てほんとなのです。
信じたくないのか受け入れられないのはしばらく続きました。
一人で抱えきれない。精神的にパニックとショックの繰り返し。
今まで生きてきた中で衝撃的な出来事だったのです。

その日、複雑な気持ちで家族に打ち明けました。
私の家族は母は他界、実家には高齢の父親が一人で暮らしており心配かけたくはないので父には後日打ち明けることに。
兄がいるので兄夫婦に相談。そして病状、手術、抗がん剤の治療の説明をお願いしました。





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