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『おはなしえん VS 1st』について

「うーん、できる気がしない。」

昨年11月、超人予備校本公演『ヤドカリン』を上演する予定でした。
今年の4月まで延期しました。

コロナ禍のため、生活が一変しました。
特に3月ぐらいから特に変わりました。
友人たちも公演中止にせざる終えなくなってきました。
2月に客演したSSTプロデュース『彼方のソナタ』が上演できたのが嘘のようです。
あの梅田の地下道がガラーンとしていたぐらいです。
4月、5月は劇場、映画館も稼働してませんでした。
SF映画のような世界でした。

私は幸い仕事の内容は変わりましたが、仕事はありました。
演劇人としてはイベントが2つ無くなりました。
こういう時こそ童話書いたり、落語書いたり、コント書いたりすれば良かったのですが、何もできませんでした。
「何かしなければ」という気持ちが私を焦らせました。
でも、何も浮かびません。

そんな時に『おはなしえん』です。
『おはなしえん』の朗読『ペンギンは空をめざす』を読み物にしようと思ったのです。
10本あるのですが、全て動物園で聞いた人はまず、いません。
なので、読み物にして公開したいなーと思ってはいました。
なかなか手を出す時間が無かったのです。
が、時間ができました。
アイデアは無くても、以前書いたものを平仮名にして、わかりやすいように書き換えるだけでいいのです。
ほんと私は『おはなしえん』に救われました。

現在、第3話まで公開しています。
『ヤドカリン童話』に時間を割いていたものでちょっと中断しておりました。
また再開いたします。

で、秋になり、『ヤドカリン』が延期になり、何だかモヤモヤが・・・。
劇団として動いてないのです。
ここでも『おはなしえん』です。

無観客公演で『おはなしえん』を上演し、動画を配信したらどうだろうか?

今年上がれないはずだったインディペンデントシアター1stに上がることができるんじゃないか?

動物園を劇場にしよう!!!!!と意気込んでやっていたものを今度は、
劇場を動物園にしょう!!!!!としてもいいんじゃないか?

と、思ったのです。

元々、美術と照明を必要としておりません。
美術は無く、黒板にあぼともこ画伯が絵を描いてました。
蛍光灯または日光の下でやってます。
音楽は『バナナンボ』による生演奏です。
実にやりやすい形態でした。

美術も照明も観客もいない「素」のインディペンデントシアター1stで『おはなしえん』を上演しました。

まあ、バタバタで決めて、バタバタで収録したのでかなり荒々しい出来でしたが、勢いはあるし、元々、元気さで乗り切ってきた『おはなしえん』なので相応しい出来栄えです。

ぜひ観ていただきたいです。
大人も子供も楽しめる動画です。

動物園を感じてください。

おさる


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