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リフレッシュの日に痛い目を見た話

本日はリフレッシュの日となります。

「普段からエネルギッシュに仕事に取り組むまいさんですが
夕方から息切れしないように気をつけましょう」

とゲッターズさんはおっしゃっておられました。
おっしゃっておられました。
おられましたのに。

アホウな私は、リフレッシュの日などどこへやら、朝からなぜかハイテンション!!
新しくやってきたパンフレットの封入作業を
張り切る張り切る。
パンフレットを詰める詰める。
テープをこれでもかと貼りまくる。
「楽ちんな作業だもんね〜頑張ったって知れてるし、そんなに疲れることないだろ!」
と意気揚々としていたうちはよかったのですが
午後から天気はまさに下り坂……。

そう、お昼を過ぎてから突然、電話が鳴り止まなくなりました!!
普段ならよその部署が出てくれるはずの電話が
今日に限って人がいないのか
今日に限って忙しいのか
とにかくなかなか鳴り止まず
慣れない中で(入社2週間目です)
電話応対しては封入作業に戻り
また電話が鳴って
よくわからないまま取り次いで、
そしたら他の作業で声をかけられ……。
な、なんか忙しい!!
甘く見ていたごめんなさい!!
などと思って見渡すと

あれ、周りの人誰も電話出てなくないか?

と気がつきました。
みんなミョーにクールに
さくさくさくさく……
と単純作業を進めていらっしゃいます。
電話が鳴っても、気にしていないようなのです。

出ました、わたしの職場あるある。
張り切ってるのは自分だけ問題。
わたしはどの職場でもよく、こんなシチュエーションに出くわします。
忙しさにヒートアップしてたら、周りの人はいやにクールだったやつ……。
周りが見えなくなっちゃうんですね。

何が正解かなんて、わかりません。
バリバリ仕事してヒートアップして、来る仕事全部受けていくのか
自分はそんな器じゃないと割り切ってて
出来る業務をミスなく淡々とこなすのか
私は前者の方ですが
いつも途中でバテて体調を崩したりしてしまうし
後者の方もマイペースなように見えて実は
そつなく継続して物事をこなす力のある人です。

それはたぶん、どちらも正解なのです。

ただ、本日はそれを踏まえても
少々事情が違いました。
そうです。
ここからが「リフレッシュの日」なんです。

三百通分の封入作業を完了して
普段出ない電話も出まくって
定時で上がる前にチェックを受け

「あ、ふせん貼ってるところが違いますよ。貼り直してください」

とだけ言われて終わった今日。

ふせんの位置を直しながら
ポツネンとしていた私。

そっか。
今の職場は、体質的に
どんなにヒートアップしても
誰もなにも思わない職場だもんな。

と思いました。

なによりもちょっとでも
「感謝してもらえるかな」
と思った自分が嫌だった。
ここはそんな職場ではないのです。

(大きな声では言えませんが、なぜなら公務的なヤツだからです)

たぶん今の職場は
電話出れなかったから、出てくれてありがとう!
とは思わないし
もっと言えばたぶん
電話出れないから出てよね!
とも思ってません。
三百通も封入してくれてありがとう!
とも
きっと誰も思ってなくて
例えば十通しかやってない人が居たとしても
たぶん誰も気が付きません。

なぜなら、それよりももっと大事なこと
ヒートアップせず毎日が平和に終わること
それがとってもとってもいちばん大事な仕事場なのです。
むしろ公務的なものに
それを求める私がおかしい!!

定時で上がって私はサウナへ行きました。
サウナの中で少し泣きました。
これからたぶん、この仕事を何年か続けるわけだけど
その間まったく評価はされなくて
たぶん誰からもありがとうとは言われません。
その代わりに子供が熱を出したらすぐ休めるし
気分が悪ければ有給を使って早退が出来ます。
お給料は安いですが食いっぱぐれないし
福利厚生も花丸の補償付きです。
そしてそれは子育て中の今の私に
なによりも必要なことでした。

頑張ろう。
いまわたしは
変わらなきゃ行けない時にきてる。

目立たぬように。
だけど腐らぬように。
私はそれを学ばないといけない。

外気浴で外に出たら
サギが大きな声で鳴きました。
雲は渦を巻いていて
青空へ溶けてしまいそうに流されていきます。

大丈夫、今の私にならできるよ。
過去の私が応援しています。

頑張ろう。

やさしい気持ちでそう思えた、
痛い目見たけど大切な一日でした。

しかしまぁほんとに
いつでも言いますが
見たんかゲッターズ!!

今日も良い一日でした!

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