BL沼に引きずり込みたい

はじめまして、舞田と申します。
プロフィールにもある通り
語彙力がない、文章力ない、口調不安定
の三拍子揃った者ですが暖かい目で見てくださると幸いです。

BL好きになって早数年。ハマった当初一緒に盛り上がっていた友人達とは疎遠になり今は1人でのんびりBLライフを送っているわけですが、最近思うことが。

BLを誰かと語り合いたいッッ!!!!!!!!(涙)

BL漫画を貸し借りしては感想を言い合っていたあの頃…とてつもなく幸せな時間だったのだと今更気づき始めたのです。現在は1人で漫画を読んでは悶え、CDを聴いては悶え、SNSで感想の呟きを見ては赤べこのように頷くの繰り返し。別にそれだけでもよくないか?と思うかもしれませんが、過去が忘れられない私はまるでゾンビのように「誰か…誰か…」と同士を求めてしまうのです。そこで私はあることを考えました。

幼なじみ 腐女子の可能性あるんじゃないか説

これは幼なじみが以前から「ヲタクに恋は難しい」を読んでいたこと、イケメンがたくさん登場する作品を好きになりがちなこと、私と趣味や性格などがほぼ同じなことから考え出した説です。めちゃくちゃこじつけ感半端ねぇな…という感じですが仲間が欲しい切実な願いを叶えるためにはこうするしかないのです。

ちなみにこれは、私が腐女子だという事実を知っても今まで通りに接してくれる人であろうという確信の上成り立ってる検証です。この子にならバレてもいいやの精神です。他の人には死んでもしません。

ではまずBLを語る前に腐女子であるかどうか確認しなければなりません。いきなり腐女子かどうかもわからない人に「このBLめっちゃいいから🤪」なんて紹介したら人生は終わります。さすがにいくら優しい幼なじみとはいえどもマナーはあるので、もしBLを読んでいたらできればエロも普通に読める人だと嬉しいッッという小さな願いを胸にしっかり順序を踏んでいきます。

十数分後

私の指は送信ボタンの上で止まったまま。どうしても1歩が出ない!!!!!やはり怖い!!!!

「自分腐女子なんだけどさあ…」
「BLとか好きだったりする?」

テキストを書いては消してを何回繰り返したかわかりません。一体どの聞き方が正しいんだ…!?どうしたら違和感なくナチュラルに聞ける!??と葛藤した末に送信したのがこちら

「そいえばちょっと聞きたいんですけどもBLとか興味ないすか🥺」

なんだその聞き方は???
街中で見かける怪しい勧誘と一緒ですよねこれ。
これを送信した時はこれで大丈夫だと思ってましたけど今見るとやばいですね。
そして…

ピロン♪

スマホから鳴る通知の音。ついに…その時が!!


「無理とかではないよ」


………ん?無理ではない?と、いうことは…!!私の心がスタンディングオベーションをしそうになると、さらに何か送られてきました。

「みなと商事コインランドリー」の画像と添えられた「普通にこの作品好き」という言葉


私のスタンディングオベーションをしそうになった心は中腰の姿勢で止まり、同時にこう思いました。

あっ…こっちか…………………………………

私はなんて我儘な奴なんだ。本来の目的である同士を探すことは達成できたはずなのに私の心は何ともいえない感情で埋め尽くされ、この流れで「じゃあBL読めるならこれオススメ!!」とエロを差し出す余裕はいつの間にか遥か彼方へと消え去っていた。とりあえず一応同士であることが分かったので

「あ、まじ?それ知ってる😊」

と返信しつつ「君には届かない。」をオススメして今回の会話は幕を閉じた………


その後


この会話以降は、結局BLや腐女子について幼なじみとは何も語らず普段と変わらない日々を送っています。あまりに何も変わらないので「自分がBL読んでることなんて初めから打ち明けていなかったっけ?」と錯覚し始めています。

先日、幼なじみと出掛けた際に本屋へ寄ったのでもうバレてるしいいやの精神でBLコーナーに堂々と立ち、エロい表紙だろうがなんだろうがまじまじと見ていると隣から幼なじみがこう話しました。

「私はこういうのあまり得意じゃないやー🙂」

あわよくばエロもなどと高望みしていた私の小さな願いは静かに崩壊していきました。🫠
ですが以前とは違い落ち込むことはなく


なんだ!最初からダメだったじゃん!!ガハハ!!


もう誰か私を笑ってくれという気持ちとエロ重視した本ではないものをオススメして普通のBL好き女子に育てるしかないという強い気持ちが芽生えました。

しかし、とにかく何かオススメしたいという気持ちが強くなったのはいいのですが、なんせ私の数少ないコレクションの中でエロがない作品はさらに少なく…。

ちなみにここまで「エロ」という単語を何回使ったかわからない私ですが、実はエロよりもストーリー重視派でして(衝撃の事実)。性別の壁故の切なさだったり、ドラマのようなリアルな感じの作品が好きなのでそういうものを選びがちです。(最近はLGBTが世間に知れ渡ったからか、男だから…や男なのに…という作品が減った気がする。ちょっと寂しい)

でも、BLって結構シリアスな作品でもエロ要素ってありますよね?この作品はキス止まりかなぁなんて思ったらおまけページで少しですがやることやったりしますし。

だからこそ「エロはちょっとな…」という幼なじみにオススメする本が私のコレクションに全然ない!!!ストーリーよくてめっちゃ感動するのにエロがあってオススメできない!!!なんだこれ悲しすぎる!!!!もはやエロがなくてもセ〇クスという言葉が出てたらダメなのではないか!!?どこまでがセーフでどこからがアウトなんだーー!!!???

もう私には「ショタおに」と「ひだまりが聴こえる」と「光が死んだ夏」ぐらいしかありません。お疲れ様でした。


喉が枯れたところで最後に私の数少ないBL本コレクションのジャンルは何を占めているかクイズ!


正解は
筋肉か切ない、シリアスです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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