この日授業はいつもより少し楽しかった。
いつもと違った点は自分の向き合い方かな。
もちろん、いつもより話せたことやいつもより聞き取れたこともあるんだけど。
前日に決意をしたのでいつもの倍くらいは前のめりで参加した感覚。
もちろん伝わらないこともあるし、聞き取れないこともある。
だけど、決定的に違うのは相手が返してくれること。伝えようという気持ちがあれば間違うことなんてどうでもいいなとアイルランドに来てから初めて実感できたような気がする。
ずっと頭では分かっていたし、口に出していても、体験がないと本当の意味では分からないのだと再認識をすることができた。
これからもどんどん間違えよう。
その度に成長すればいいだけなのだから。
昨日書き忘れたことで、素敵だなと思ったことが1つある。そして今日もその状況が目の前で起こった。
その前に、いつもの学校のスケジュールを書く。
まず、ファーストクラスが9時から11時。
そして、休憩が20分間。
最後に、セカンドクラスが11時20分から13時。
これが1日の学校の流れ。
私は休憩時間の20分は必ず散歩をする。
その休憩中に起こった出来事。
なんてことないのだけれど、少し先で女性が道にあるゴミを拾った。
これを2日連続で目にした。もちろん別の人。
いままで学校や職場など自分が主にいる場所でゴミ箱が近くにあることか分かっているときは、ゴミを見つけたら私も拾っていた。
しかし、ほとんど街中では見つけたゴミを見ないふりしてしまう。
ゴミ袋を持っていないし、わざわざ用意もしていないし、汚れるのもあんまり好きではないから。
でもそれは日本の話。
カナダとアイルランドで発見した違いは街の至るところにゴミ箱が設置されている。
多いところだと数メートル歩けば1つはあるような気がする程度に。
ということは捨てれる目処がたつ。
なぜ私はこの環境でゴミ拾いをしていなかったのだろうか。
それほどまでに周りが見えなくなっていたのだろうか。
それともまだこちらの感覚に染まりきっていないのだろうか。
なんにせよ、これに気づけたのだから今日からはしっかりやっていこう。