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今更振り返る覇者の話

 初めましての方は初めまして、どこかで会った方はこんにちは。トトと申します。今回は半年前の48thSeason(FoH初月環境)のランクマッチを今更振り返ります。実のある話は後半なので、他人がどうだったか興味ない人は目次の2番まで飛ばしましょう。
 最初に言っておくと、走り始めた当時の自分は覇者を取る気はあんまりなく、取れたらいいな~取れなかったらまあしょうがないよな~ぐらいの気持ちなのでスクショがほとんどないため、今回の記事は画像の類が圧倒的にすくなく、文章主体になっています。ユルヒテ…

1. 波乱万丈のFOH初月ランクマッチ

 FOH環境初期では、アクセラレートを持っていた《君臨する猛虎》を擁する連携ロイヤルを中心として、時間が経つにつれて葬送ネクロや秘術ウィッチなどが台頭してきていたと記憶しています。
 自分は前によったデッキが好みなので、環境開幕は連携ロイヤルから触っていました。いわゆるTier1であったためか、日速5k以上のペースで盛れていたので冒頭でも話したような軽い気持ちでそのまま走ってみることを決意。ペースが崩れることもなく順調に順位を上げていたところ…

連携ロイヤル消滅 
 新しいデッキが台頭し始めてきたタイミングでのナーフ発表、6/29~7/6の短い人生でした。ありがとう連携ロイヤル、ナーフ前環境はごぼう抜きをして2位までこぎつけて終了

 ナーフ直後の3日間、ランカーとは思えないレベルで盛れませんでした。これにはインド人もびっくり。
 普通ならすぐにやめますが、環境初期ということもあってデッキ探しをしながらグラマス3までやる方向にシフトチェンジ。連携ロイヤルもどきからコントロールヴァンプまで様々なデッキを触っていました。

 三日間も止まっていたために順調に盛れているトップ組とは2万以上の差がついており、ランキングも2桁まで転がり落ちた夏の辛さが目立ち始める7月某日、ツイッターで連勝ツイートをいくつか見かけた異形エルフを触ることに。この三日間はなんだったんだってレベルで盛れました。本当に何だったんだ…

 そこからは最低一日5k、調子がいい日には1万近く盛っていました。デッキの性質上、最速で6tに終わる試合も少なくないことに加えて、調子がいい日の勝率は74%近くあったことから、当時の環境の中ではかなり盛れていたと思います。
 あまりにも盛れるためグラマス3到達後もランクマッチ継続。順調に下から這い上がり、残すところ10日辺りで2位にまで上り詰めて(いつ2位になったのかは記憶が曖昧)、期間終了まで1週間あるかないかのタイミングでは1位との差は約1万でした。

 このままのペースでは順当に2位になってしまうので生活と引き換えにペースを上げていくか悩んでいたところ、1位が失速。多少ペースアップをしつつ差を詰めているところで

無題

 この日は調子がよく朝8時スタートで、13時までに4k近く盛って並走状態に、ここで初めて1位を奪取しました。この後は、最終日の深夜までお互いに動き続け、常時1k~4k差でこちらがリードしている状態のままタイムアップ。最後まで抜き返される可能性におびえながらやっていました。僅差って怖いね。


 山あり谷ありのランクマッチでしたがなんとか覇者を取ることができました。正直運がよかったと思っています。

 競争相手が終盤で失速したのもそうですが、自分が失速した期間で3万近く差がついていても無理だったので色々な要素で運がよかったと思います。簡単に諦めるものじゃないね。



2. これから覇者を目指す人に向けて

 これまでに覇者を取得した人たちが色々なブログを出しているので、色々と読み漁って、共感できた人の記事を参考にするのがいいと思います。とは言え、多分書いてあることに大差はないはずです。

 本題に入りますが、覇者などのこういったランキングを制していくにあたって、個人的には心構えと実力が重要な要素であると感じています。よく言われる対戦相手が誰なのかなどの情報収集も大事ですが、この二つが身についていなければ相手を知ったところで打ち勝てないので後回しでいいと思っています。

今回のブログではこの二つに関して自分が思うことを書いて終わりにしたいと思います。


3. 走るにときの心構え

 途中で簡単に心が折れてしまうような人間は論外というのは前提として、どういう気持ちで始めるのかは多分人によって大きく変わってくると思われます。
 個人としては、最初から気合をいれて「「全力で覇者を取りに行くぞ!」」みたいな気持ちの入れ方は危険で、期待しすぎずに、チャンスが降ってきたら離さないぐらいの心構えがちょうどいいと思います。
 なぜ気持ちを入れすぎるとよくないのか、「気持ちを入れすぎると、下振れた日や環境が変わってしまったときにその気持ちが大きなストレスと焦りに変わってしまうから」だと考えています。

 人間の思考力や判断力は本人の精神状態によって大きく変わっていきます。ポチポチするだけなら体力面の心配でいいものの、シャドバのような思考が必要なものでは、ストレスと焦りは論理的思考力を大きく削ぎ落してしまうので本来の自分の実力からかけ離れた状態になります。
 このような状態で続けていった場合、競争相手の調子がよかったときなどに、更なる焦りとストレスを抱えていくことになるので負のループが発生してよりパフォーマンスが低下します。

 こういった理由から、個人的には力を入れすぎてしまうのはよくないのではないかと考えています。じゃあ何がいいのか?
「このぐらいのペースでこのぐらいの順位を狙って運がよかったら取りに行こう」ぐらいの軽い気持ちでいいと思います。


4. 覇者を取るのは実力があるプレイヤーなのか?

 答えはNOです。実際、自分は覇者を取る前は時間があるときにRatingsをやっている程度で、大した実力はありません。握ったデッキの勝率がたまに普通よりも高いぐらいで結果を残せているわけではないです。当然覇者を取った後も多少は実力が付いたとしても劇的な変化がある訳ではありません。自分以外にもそういった人は少なからずいると思っています。

 ではなぜ自分は取れたのか?走ったときに握っていたデッキが「他の人よりも勝率が高いデッキだった」ってだけで、そういうデッキでなかった場合、覇者を取ることはできなかったと思います。
 つまり、覇者になれた全員が実力がある訳ではないが、実力がなくてもプレイヤーとデッキの相性が良くて一定以上の勝率が出たのなら覇者は取れる。

 しかし、覇者を取るには実力は重要視されないという訳ではありません。実力があるならば「何を使っても最低限だせる勝率」や「高い勝率を出せるデッキの種類」は向上していくので、実力があればあるほど、時間を投じたときに覇者を取れる可能性は上がります。

 よって、いつか覇者を取りたいと考えている人ならば、いつか来るその日に向けて実力をつけていく努力は必要です。目安として、ローテーションでは6割後半、アンリミテッドで7割台を常に出せるならタイミング次第でいつでも取れると思います。


5. 最後に

「為せば成る 為さねば成らぬ成る業を 成らぬと捨つる人の儚さ」という言葉があります。
 実力があっても最後まで為そうとしなければ成すことはできません。自分のように大した実力がない人でも知恵を絞り、為せることをすればどこかにチャンスは残っていますし、相応の努力をすれば誰でも取ることができるとも思っています。 自分には無理だ~と考えているそこのあなたも気が向いたときにやってみたら案外取れたりもして…

  最後に、3000字以上と少し長めながらここまで読んでくれた方、これを世に公開するためにアドバイスをくれた友人たちに謝辞を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
 こういったランキング形式のものは初めてではないので多少のノウハウはあったものの、走った直後、こうやって振り返った今でも、自分が覇者を取れたのは精神力とタイミングが良かったことが一番大きかったのだと思っているので、読んでくれた方の実力になるようなことをほとんど書けていないことがとても申し訳ないと感じます。次にシャドバに関する記事でこういったブログを出すときには誰かの役に立つようなものを書ければなと思っているのでそのときの自分に期待しましょう。
 改めて、ここまで読んでいただきありがとうございました。またどこかで

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