見出し画像

フィリピンの話

連日ニュースでフィリピンが取り上げられているのを目にすると、
十数年経っても、さほど変わっていないように感じる。


フィリピン、マニラでの生活がどんなものだったかと言うと・・・

会社に向かう道中、反対車線でバスが炎を上げて燃えていたことがあった。
信号待ちでは、物売りや物乞いが、常に窓をコツコツ。

ドライバーによると、
泣きわめく赤ちゃんを抱いた女性が、
同情を買う為に赤子を針でチクリと刺していることもあるらしい。
小銭を渡そうと窓を開けると、刃物が出てきて、もっと大きなものを要求されるなんてこともあったらしい。

会社の敷地に入る時には必ずガードマンが、
車に爆弾が仕掛けられていないかチェックをしていた。

一人で行動することは基本的に禁止されていたし、会社から支給されている車(ドライバー付き)でしか移動は許されなかった。

たまに一人になると、あっという間にカモだ。
美容院でほんの一瞬、台に携帯を置いたら次の瞬間にはもうない。

車にパソコンを置きっぱなしにしてドライバーと飲食店に入った隙に、
車上荒らしに遭った同僚もいた。

これがフィリピンなのだ。

しかし、こんなにも治安が悪く、常に危険と隣り合わせであったとしても、
日本より良いところは沢山あるし、老後はフィリピンがいいとさえ思う。

こう思わせる魅力があるのも、またフィリピンなのである。





最初の一歩を踏み出しました。 ご支援、励みになりますので是非お願い致します!