【RailSim】陸上自衛隊10式戦車/90式戦車/16式機動戦闘車
現在公開中の「10式戦車」「90式戦車」「16式機動戦闘車」をまとめて解説します。
実車解説
①10式戦車
2010年に正式採用された陸上自衛隊の最新鋭主力戦車です。90式戦車のスペックを維持しつつ、74式戦車並みのサイズに収めています。
主砲に120㎜滑腔砲を備えています。滑腔砲とはいわゆるライフリング(砲身の溝)のない大砲です。砲弾が回転しないのでAPFSDS(羽の付いた徹甲弾)を使うのに最適な構造で、命中率を上げています。
②16式機動戦闘車
2016年に正式採用された装輪装甲車で、74式戦車と同等の戦闘力を持つ(105mmライフル砲)車両です。タイヤ式としたことにより高速道路を用いた長距離移動を可能とし、戦略機動力を改善しています。さすがに防御力では74式戦車に劣りますが、自前の機動力の高さでカバーしています。
年々自衛隊は島しょ防衛にシフトしつつあり、戦車のような装軌車両の重さは、航空機輸送に向いておらず、さらに上陸してきた敵の戦車を排除しながら普通科部隊の支援も行わなければならず、この16式機動戦闘車が開発されました。
③90式戦車
1990年に正式採用された陸上自衛隊の主力戦車です。北海道に当時侵攻が予想されていたソ連の戦車部隊に対抗すべく開発されました。90年代や2000年代の特撮映画で見た方も少なくないのではないでしょうか。
その生い立ちから、重量が50トンと陸上自衛隊では最も重い戦車(これでも80年代以降の戦車にしては(60トンオーバーがよくある)世界的に見て非常に軽いのですが)になり、北海道以外ではなかなか使いにくいという戦車になってしまいました。
2011年まで北海道で主に配備されていましたが、現在ではそれ以外の地域にも運用できるようになっています。
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