英語の母音②／英語の母音のあいうえお

アと読む発音記号

/a/ /ʌ/ /æ/ /ə/の4種類。

/a/ 日本語の「ア」に一番近い。日本語のアよりは気持ち弱め、暗めに発音。
/æ/ アとエの中間の音　
/ʌ/ 喉の奥で弱く「ア」
/ə/　基本は「ア」と読む発音記号。しかし「ア」の発音としては一番弱く、スペルに引きずられて「ア」とは聞こえないあいまいな発音になることも
多くある。「ア」というよりは「エ」「オ」などの「ア」以外の母音に聞こえるときや、そもそも発音していないような印象を受けることもある。たとえば、「学説・理論」という意味のtheory/ɵíːəri/は、「スィーアリ」ではなくどちらかというと「スィーエリ」もしくは「スィーオリ」（əがエとオの中間の音）と聞こえる。また、「本当に」という意味のreally /ríəli/ をカタカナで書くと「リアリー」になるが、実際の英語ネイティブの発音を聞くとほとんど /ə/ は発音されておらず「りりー」と聞こえることがほとんど。

エと読む発音記号

/e/ 日本語の「エ」。ただし日本語の「エ」よりは気持ち弱め、暗めに発音。

イと読む発音記号

/i/ 日本語の「イ」。ただし日本語の「イ」よりは気持ち弱め、暗めに発音。

オと読む発音記号

/ɔ/ 日本語の「オ」。ただし日本語の「オ」よりは気持ち弱め、暗めに発音。
[注意：アルファベットの /o/ が単独で発音記号になっていることもあるが、その場合は二重母音（母音を2種類重ねる）になり、/ou/「オウ」と発音する。二重母音については次回説明]

ウと読む発音記号

/u/　日本語の「ウ」。ただし日本語の「ウ」よりは気持ち弱め、暗めに発音。

〇このページのポイント〇

英語の母音は日本語の「あいうえお」より、全体的に「暗く弱めに発音する」と覚えておけばオッケー。ただし/æ/と/ə/の発音についてはきっちり押さえておくこと。