エレキギター音源レビュー② Heavier7Strings編

さて、2回目やりましょう。

今回はThreebody Tech社開発のHeavier7Stringsを紹介しようと思います。


いやあ、デモカッコいいっすよねえ。
このデモからも分かる通りメタル系に特化したギター音源になっております。

ブリッジミュートを絡ませたリフを弾かせるのがこの音源の強いところですね〜、機械的なリフであればベタ打ちでもかなりそれっぽい音が出ます。

ピックアップを実機のようにリア、フロント、ミックスと変えたり、弦のテンションからアタック感までかなり弄り倒せます。
MIDIでのコントロールが可能な部分が多く、ブリッジミュートの加減やビブラートの速さや深さ、弾く早さまで調整できるのは結構嬉しい。
ビブラートはギター音源では単調になりやすいからこれは良いところ。

アンプやエフェクターが内蔵されてるので、このソフト一本で音作りが完結できるのもいいところ。(これ前も言った気がするな)
アーキュレーションも豊富で、トレモロやタッピングの他、スライドインやベンドが複数あり、かなり自然に再現してくれます。

ソロも調教すれば生音に近いところまでいけるんじゃないでしょうか。

メタル系に特化してるから仕方ないとは思うのですが、チャカチャカ音を混ぜたカッティングができないのが個人的には不満でした。(それっぽい音にはできるけどやっぱ違う)
また、スライドアウトはアーキュレーションですることになるのですが、一種類しかなく、何回も使ってると違和感がすごく出ますね。
ピッチベンドで代用しようとするとWhammy的な綺麗な音の下がり方をするのでこれも違うなと。

それと自分の環境でレンダリングするとたまに長い音が途切れることがあってちょっとストレスですね。
Reaperのせいなのかそれともソフトのせい…?

細かいところにかなり気を配っていて使いようによればかなり味方になる音源なのですが、自分には少し合わなかったかな、、
カッチリした機械的なギターより少しフランクな生で弾いてる味あるギターが好きなのかもしれないと思うほたるなのであった。

どうしてもギター音源というのはベタで打っちゃうとグルーヴ感が固く真面目で優等生になりがちです。作曲者の腕にかかってると言っても過言ではない。生のギターを色々研究してみるといいかもしれません。そして気づく。

「あれ、弾いた方が早くない…?」


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