エレキギター音源レビュー① Ample Guitar編

ギターが上手く弾けない頃によくギター音源買ってました。まあ今でも使ってるんですよ。
下書き的な感じで打ち込んであとでそれになぞって録音するみたいな。
これが意外と練習になるしアレンジ増えるきっかけになるみたいな…

というわけで買ってきたギター音源を何回かに分けて紹介したいと思います。
ギター音源に関しては個人的にこれを押さえときたい!ってのがあって
・カッティング(ストラム)がしっかりできるか。
・奏法は充実しているか、また自然に聴こえるか

これらを意識しつつ感想を述べたいと思います。

①Ample Guitar
Ample sound社のAmple Guitarシリーズ。
自分はテレキャスターとメタルの2バージョンを持っています。
どちらも基本は同じなので一纏めで紹介します。

コードや単音で鳴らした時の音の感じはとても良い。
ある程度ノートを調整してやる必要はありますが、かなり生音に近い印象です。
ブリッジミュートも鳴らした感じがとても自然で好きです。
スライドやレガート、ハンマリングプリングと奏法もそこそこあり。

現在のバージョンだとアンプやEQ、リバーブ等かなり質の良いものが内蔵されており、これ一つでも完結できます。

Ample Guitarにはストラムモードというのが搭載されており、ソフトの中でリズムパターンを作ってカッティングしようって感じのモードです。
これでカッティングが出来るんだ〜って買った当初は喜んでたんですが、、

欠点その1
・ストラムモードの打ち込みが結構めんどくさい
ストラムモードはリズムパターンとコードを打ち込むことで音が鳴るんですが、、
コードをピアノロールにそのまま打ち込めば良いと言うものではなく、ソフトの中でコードを作ってそれを打ち込むというものになってます。

文字にするとすっごい分かりづらいんですが、
つまるところ鳴らしたいコードと実際に打ち込むピアノロールの音が違うわけです。すっげえわかりづらい!
オニオンスキン等で透かしてみる時にギターが参考にできなくなるのすげえつらいです。
また、コード切り替えに若干の遅延があるのか、多少ずらして打ち込まないと違和感ある作りになってしまいます。
通常モードとストラムモードの切り替えがベロシティの強弱で管理されてるのでとてもめんどくさい要素ですね。

めっちゃ批判してるストラムモードですが、音は良いと思います。ダウンアップからチャカチャカ音、ブリッジミュートもできるし、ちゃんと強弱も付けれますので。
また、コードをピアノロールに直接打ち込めないと言う欠点こそありますが、ピアノロールでは不可能な同じ音の弦違いの音を一緒に出せるというメリットはあります。

欠点2
・スライド系の奏法が弱い
これは使っててかなり感じてました。
まずスライドが各1〜2種類しかなく、何回も使ってると飽きます。
ピックスクラッチはノートを伸ばしてたらずっと鳴り続けるわけでもなく、なぜか出る長さはランダムです。キーが一個しかないのに何故…音は良いのに…

欠点3
・ベンド終わりにノイズが鳴る
歪ませてるとよく聴こえるんですが、ソロとかでベンドして戻すとブッと音が鳴るんですよ。
この音は実際鳴らしてたら出る音なんですが、出さないようにもできるし何故こんな仕様になってるのか、、

単品で鳴らすと音は良いのですが、如何せんどこか足りない印象なんですよね。
しかし、アルペジオやカッティング、コードでジャーンと鳴らすのはとても適してるので、限定した用途で使うのもありかもです。

打ち込みのギターはDTMやってない素人が聴いてもわかるレベルなので、ギター弾けなくて使う人はベタ打ちを避け、かなり入念に調整してあげるといいです。

ギター音源あるあるで、音源使ってキーボードで弾いてるのとか、デモ音源聴くとスッゲー!スッゲースッゲー!ってなると思うんですが、あんなのぜってえ出来ねえよ……( ˘ω˘ )


デモ音源に騙されるな

ある程度弾けるなら弾いた方が良い(当たり前だ)

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