易経1-10の解説と卦ごとの対策方法

▲▲易経▲▲1-10

◆◆1番 けんいてん(乾為天)◆◆

天が二つ重なっていて大きな空を表すので君子という徳のある人や器の広い人格者を意味しています

また男性でやる気がある勢いの強い姿を龍として表したりします

★この卦の対策★

続けていけるように工夫していくこと。

調子が良い時ほど腰を低くしてください


目上のアドバイスを大切にしながら冷静に対処する

能あるタカは爪を隠せ


◆◆2番 こんいち(坤為地)◆◆



地が二つ重なっていて広がる大地を表していて恵みや母なる大地を意味しています



★この卦の対策★


先頭に立つよりも縁の下の力持ちでサポートする

人の意見に従う

手出しも口も出さずに何もしない


いったんすべて受け入れる


◆◆3番 すいらいちゅん(水雷屯)◆◆



産みの苦しみで最初はうまくいかないけど耐えていたらだんだん悩みが解決していくよという意味があります




★この卦の対策★

成功している人に話しを聞いてみる

時間をかける


一つずつ解決していく



◆4番 さんすいもう(山水蒙)



山の中で気がついたら霧の中にいて自分はどこにいるかわからなくなる意味があり、目標がわからなくなる、先の見通しが立たない時期です

また未熟な子供の意味がありそれを教育していく意味があります




★この卦の対策★

習うなら成功しているよい指導者から教えてもらう

素直に学ぶ


時間をかけてゆっくりやる


目の前の霧が晴れるまで待つ



◆◆5番 すいてんじゅ(水天需)◆◆



雨が上がるまで待つとか待たされる卦です


食事をして待ったり焦らないように気楽な気持ちで待ちましょう

体調が悪いのなら体力を養ってください

エネルギーを蓄えることと仕事の時間以外のプライベートな時間の過ごし方が大事です

★この卦の対策★

気楽に待つ

プライベートの時間を充実させる

体力をつける

チャンスが来たらすぐに動けるようにする



◆6番 てんすいしょう(天水訟)




お互いが自分の言うことは間違ってないと言いはる卦で争いごとが起きやすく内面には悩みや苦悩や妙なこだわりがあります

争いごとが起こらないようにするには人間関係を調整するか根回しするか第三者を入れるの三つです

対策

自分が悪いなと思ったら認めてください

妥協して和解してください

感情的にならないでください


◆7番 ちすいし(地水師)



師は「師匠の師」でもあり、「もろもろ」と読み上下関係の厳しい集団の意味があります

師の集団は戦う集団でよい先生に出会い負ける戦いはするなという意味があります


この時期の対策


先輩や上司を頼り相談してください

何かしら始めるならまずは作戦会議をする
(ひとり作戦会議も可)


負ける戦いはしないで、手を出さないでください


◆8番 すいちひ(水地比)



すいちひの比は人が二人仲良く並んでいる形を意味していて仲良くする時であり共同経営などにいい意味があります

またライバルも多い意味があります


この時期の対策


誰と、何と仲良くするのか?

ライバルには注意をする

出遅れないようにする

協力してくれる人を探す


◆9番 ふうてんしょうちく(風天小蓄)


ふうてんしょうちくの蓄は留める、貯える、養うという意味があります

蓄に小がつくので小さく留めるや少し養うことしかできません

実力不足なので少し留まって実力を養う時期です

この卦の対策

大きな目標より小さな目標を立ててください

現状維持をしてタイミングを待ちましょう



◆◆10番 てんたくり(天沢履)

履は履むと読めます。草履と書くので足に関することや履むとイメージできます

場数を踏んで実践していく
手続きを踏んでルールに従う
お百度を履むでお参りをする
値踏みするで交渉をする
一歩踏み出すでまずはやってみる
踏み絵で嫌なことを無理やりやらされる

などがありますがてんたくりで有名なのは「虎の尾を履む」で虎を上司など怖い存在で尾を履みそうでビクビクしているが礼儀正しくして愛嬌で乗り切れるから大丈夫と読むことが多いです

この卦の対策

手に負えないことはやめる

礼儀正しくしておく

相手を楽しませて機嫌をとる

上下関係を守る

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