シェア
パン屋に行った。近所では人気のパン屋。わたしが行ったときには商品はかなり品薄になっていたが、明日の朝に食べようと、いろいろ見ながら選んでいると、後から年配のご婦人が入ってきた。 ご婦人も、あれこれとパンを選び、わたしより先にレジに並んだ。わたしも選び終わったので彼女の隣に並ぶ。事件はそこで起きた。 ご婦人は財布からお金を出しながらパン屋のスタッフにこう言ったのだ。 「あのね、このポイントカードは言わないと作ってくれないのかしら?」 確かに、レジ横にはポイント
仮面ライダーアマゾンのカタコトの日本語がたまらなくカワイイなあと思っていたので、この度DVDを借りて全部観た。 アマゾンは私が生まれる前の作品だから、知識なんてほぼない。だからアマゾンがもともとは日本人であったということもDVDで観てはじめて知ったのだった。 アマゾンの本当の名前「山本大輔」が序盤以降出ることがなく宙ぶらりんになった件、立花のおやっさんの中途半端な髪の長さ、十面鬼ゴルゴスの体に埋め込まれている十面が気持ち悪い件、真のゼロ大帝って要るんだろうか?
ヤッカイさんとはわたしの父のことである。 どういうつもりか知らないが、いつからかコッソリ自分にヤッカイというニックネームをつけていることをわたしは知っている。「厄介」という意味であるならしっくりくるのだが。 ヤッカイさんはとても好奇心が強い。何かをやっている最中でも、ほかのことが気になりだすと、もうそっちしか見えなくなってしまう。 昔こんなことがあった。30年近く前の事なんじゃなかろうか。 わたしの地元は、北海道でも山のない地域にあって、ゲレンデスキーはでき
本当に目が悪くてメガネをかけている人には申し訳ないのだけど、わたしは昔からメガネに憧れがある。賢そうに見えるし、かけてる顔とかけてない顔、ふたつ持っているのもいい。恋をするのも圧倒的にメガネの男が多かった。 わたしはずっと視力がよくてメガネは全然必要じゃなかったんだけど、憧れが強いのでたまに伊達メガネを買った。でもそこらの雑貨屋で買ったものだからつくりがチープですぐ飽きた。そもそも、買ったところで人前にかけていくことはしない。自宅でかけて満足するだけ。なんでかというと、