「ポリトラック」を知ろう!

はじめに


「ポリトラック」は競馬に詳しい方はもちろん、ダビスタでポリトラック調教を選べることもあり、多くの方が「馬の負担が少ない」「雨に強い」などのイメージを持たれているかと思います。

しかしポリトラックが商品名であることを知っている方は少ないのではないでしょうか。

ポリトラックのように人工的に混ぜ物で作り上げたレース面全般を

・「全天候馬場(All-Weather Surface, オールウェザー馬場)」
・「合成/人工馬場(Synthetic/Artificial surface)」

などといい、ポリトラックはその中の1つなのです。

そのオールウェザー馬場(この記事ではこれで統一します)は現在世界中の競馬界で大注目されており、調教でしか使われていない日本でも今後普及するかも知れません。

というわけで今のうちにオールウェザー馬場について知っておきましょう!


(なので「『オールウェザー馬場』を知ろう!」が真の記事タイトルですね)




種類と特徴


オールウェザー馬場は20世紀後半に登場しイギリスやアメリカの一部の競馬場で導入されましたが、品質の悪さから評判も悪くすぐに廃れてしまいました。

その後しばらくして研究が進み、品質が向上した結果2005~10年ごろに第1次ブームが訪れています。

その時に様々な種類のオールウェザー馬場が登場しましたが、その中でも代表的な3つを紹介します。


[1] ポリトラック(Polytrack) - Martin Collins Enterprises社

イギリス生まれのオールウェザー馬場。

現在ではリングフィールド競馬場をはじめとしたイギリスで最もポピュラーなオールウェザー馬場です。

基本的には硅砂・合成繊維・ゴム・塩化ビニール・海底ケーブルの外皮などとワックスを混ぜ合わせて作られています。

配合割合は決して一定ではなく、実際に導入する際にはMartin Collins Enterprises社が各レース場に合わせたオーダーメイドの配合をしてくれるそうです。

ただ変えるのは配合割合のみで、使用される素材は全世界共通なのでどこでも最高のパフォーマンスが出せることを謳っています。

オールウェザー馬場に共通する特徴として繊維質であることが挙げられるのですが、その中でもポリトラックは芝の根の構造を再現することに力を入れており、芝と同じような高速走行を可能にしています

その一方で芝よりも反発が弱く、怪我防止効果も高くなっています。

日本ではこれの改良版であるニューポリトラックが栗東と美浦のトレーニングセンターで用いられており、ダビスタでみるポリトラックがこれにあたります。

ダートよりもグリップ力が強く、調教において重大な怪我につながるミスステップを減らす効果があるそうです。

TRAILED GALLOP MASTER
(Martin Collins Enterprises社HPより)

上の写真はポリトラックのメンテナンスに用いる機器(おそらく車で引っ張る)なのですが、とてもかっこよくないですか?


[2] タペタ(Tapeta)- Tapeta Footings社

アメリカ生まれのオールウェザー馬場。

しかし生みの親はイギリスの調教師であるマイケル・ディッキンソン氏です。

イギリスで3度の障害リーディングを獲得し、アメリカでは1996年と98年のBCマイルを制した同氏は北米のダート調教の危険性を目の当たりにし、アメリカのタペタファームと共同で1997年に最初のタペタを開発しました

現在ではイギリスのウォルバーハンプトン競馬場や、カナダのウッドバイン競馬場、アメリカのガルフストリーム競馬場(フロリダダービーの開催地)などで使用されています。

こちらも砂・繊維・ゴム・ワックスなどで構成されており、ポリトラックと似た性質を持っています

つまりグリップ力が強く、芝のような高速馬場になるものの反発が少なく、馬の腱に優しい作りになっています。

詳細な配合は公開されていませんが、Tapeta Footings社のHPで公開されている下の表によると、タペタを使用しているウッドバイン競馬場での怪我率は0.63%(オールウェザー馬場全体では1.1%)と高い怪我防止効果を持っているとされています。

2017年の北米の怪我に関する統計
(Tapeta Footings社のHPより)

改良に改良を重ね、2022年3月現在ではTapeta 10が販売されており、Tapeta 11の開発にも熱心に取り組んでいるそうです。

また2015年のドバイワールドカップ(ダート)にて、アメリカのG1馬が3頭参戦したものの、生涯タペタのみで調教をしたプリンスビショップ(8歳)に敗れたという出来事もありました。


[3] ファイバーサンド(Fibresand)- Mansfield Sand社

こちらもイギリス生まれのオールウェザー馬場。

とても細かい砂粒子とポリプロピレンの繊維で構成されており、イギリスのサウスウェル競馬場でのみ使用されていました。

非常に柔らかくディープな馬場であり、ダートに近い性質を持っています。

ポリトラックやタペタに比べてグリップ力が弱く、水はけが悪いという特徴があります。

つまるところ、レース用のオールウェザー馬場としては質が良くありませんでした。



そしてさらに研究が進んだ現在第2次ブームが訪れています。

ポリトラックタペタが引き続き主流になっている一方で、サウスフィル競馬場が2022年からタペタに転換したことにより、ファイバーサンドはレース場での現役に別れを告げることになりました(馬術や調教などでは用いられています)。

そのためこれ以降はポリトラックとタペタについて見ていきます。

ポリトラックとタペタの、砂にゴムやビニールなどを混ぜてワックスでコーティングするという根本的な部分は2つのブームの間でも変わっていません。

この配合によって得られるメリットとして大きく4つが挙げられます。


[A] 天候による影響を減らす

ここでいう天候とは主に寒さです。

ゴムやビニールを混ぜ、ワックスでコーティングされた馬場は水を弾くため、雨でぐちゃぐちゃになることなくレースや調教を行うことができます。

これが雨の多い日本の調教においてポリトラックが用いられる大きな理由となっています。

また水を含まない特性から、冬に馬場が凍らないという利点があります。

日本では1年中競馬が行われていますが、冬に札幌競馬場が使用できないように、欧米ではその寒さからシーズンが限られています。

そこでこのオールウェザー馬場を用いることで、今までオフシーズンであった冬場でもレースを可能にする効果が期待されています。


[B] 安全性の向上

馬場というのは柔らかすぎると蹴り上げるときの脚にかかる負担が大きくなり、硬すぎると着地した時の衝撃が大きくなってしまいます。

そのため間の丁度良い硬さが求められるのですが、それを人工的に実現できるのがオールウェザー馬場というわけです。

アメリカにおける2009〜2020年の予後不良率
(Jockey Club - Equine Injury Databaseより作成)

上の表はアメリカのジョッキークラブが毎年公表している怪我データベースより、2009〜2020年のアメリカ競馬の馬場別予後不良率になります。

のべ約400万頭を調査しており、全体では1000頭あたり1.76頭であるのに対して、オールウェザー馬場では1.18頭と有意に予後不良率が低くなっていることがわかります。


[C] 手入れが楽

これは単純な話で、芝のように走るたびにボロボロになったり日差しの管理をしたりする必要がなく、ダートのように適切な散水を行う必要もないため、オールウェザー馬場は手入れが比較的楽です。


[D] 公平なレースの実現

日本の芝レースでは開幕週は芝が綺麗だから逃げ先行有利、日を重ねるごとに内側がボロボロになるから差し追い込み有利、という特徴があると一般的に言われています。

このような馬場の状態による有利不利というのを排除しつつ、芝に近いレースを実現することができるというのもオールウェザー馬場の利点です。



しかしその一方で調教、レースともにデメリットも存在します


調教でのデメリットは2つあります。

まず1つ目は刺激が少なすぎることです。

馬への刺激を減らし、怪我も減らすことを目的としているオールウェザー馬場ですが、育成段階で優しくしすぎることで蹄が硬質化しないという問題があります。

蹄が硬くならないと蹄鉄を打つことが難しくなったり、レースに出た時に蹄を怪我して跛行に繋がったりしてしまいます。

そのため、オールウェザーばかりで調教を重ねることは本来望ましくないと思われます。

2つ目はスピードが出過ぎることです。

馬が気持ちよく走ることを求めた結果、軽く追うだけでスピードが出ます。

怪我率の低い馬場ではありますが、いざ怪我をした時にスピードが出ているためにダートコースやウッドチップコースなどに比べて怪我の度合いが重くなりがちです。


そしてレースでのデメリットも2つ考えられます。

1つ目はコストの問題です。

美浦トレーニングセンターのニューポリトラック敷設には9億円、ガルフストリーム競馬場のタペタコースの新設には10億円もかかっています。

まだ未知数な部分があるオールウェザー馬場の導入に大金を投じることには反対も出ることと思います。

2つ目は番組表の再編問題です。

芝に似ているとはいえ、全く新しい馬場のコースを導入することでどのレースにオールウェザー馬場を適用するか、といった問題はついて回ります。

特にG1など大きなレースに関しては簡単に変更するわけにもいかないため、導入に際して必要な会議・手続きが非常に多くなってしまい敬遠されることが考えられます。




世界各国の変遷


オールウェザー馬場は世界中で足並みを揃えて導入されてきたわけではなく、各国それぞれの普及を遂げてきました。

特にオールウェザー問題について議論されてきたイギリスアメリカドバイ、そしておまけ程度に日本について今回は見ていきたいと思います。


イギリス


1980年代、イギリスでは冬場の障害競走をより良いものにするために初めてオールウェザー馬場が導入されました。

しかし如何せん質が悪く、多くの怪我を生み出す結果となってしまい、障害競走から平地競走に転用されることとなりました。

その経緯から当時はオールウェザーで行われる競走は、出来の悪い馬のためのものというイメージが定着してしまいました。

そんな中馬場の研究・改良が進み、2000年頃にブームの波が訪れ現在に至るまで発展が続いており、現在では6つのレース場でオールウェザーコースが大々的に設置されています。

具体的には

  • リングフィールド競馬場:ポリトラック(2001~)

  • サウスウェル競馬場:ファイバーサンド(1989~)→タペタ(2022~)

  • ウォルバーハンプトン競馬場:ファイバーサンド(1993~)→ポリトラック(2004~)→タペタ(2014~)

  • ケンプトン競馬場:ポリトラック(2006~)

  • チェルムズフォードシティ競馬場:ポリトラック(2014~)

  • ニューキャッスル競馬場:タペタ(2016~)

の6レース場です。

そして現在ではイギリスで行われる全レースの約2割がオールウェザー馬場で開催れています。

中でも10月中旬〜4月中旬に上記6競馬場で行われるレースを「オールウェザー・チャンピオンシップ」と称したシリーズとして定め、冬の間でも馬を調教しておくことを奨励しています。

この期間中に予選を勝ち抜いた馬は最終日のグッドフライデーに行われる決勝戦に出走することができます

路線は3歳・牝馬・スプリント・マイル・中距離・長距離の6つに分かれており、例えば2019年/2020年シーズンにはスミヨン騎手が3歳戦、ライアン・ムーア騎手が牝馬戦を制しているように、世界的名騎手も参戦するビッグイベントとなっています。

しかしながら中距離以外のレースで賞金総額が15万ポンド(約2,300万円)と比較的安いために、国際競争とするにはまだハードルが高いように感じられます(海外馬を誘致する意思があるかどうかは不明ですが)。

ただこのチャンピオンシップは2022/2023年でもまだ9シーズン目という若いシリーズであるため、今後の発展に期待されます。


アメリカ


1963年、ペンシルバニア州はメドウズ競馬場で導入されたのが世界初とも言われています。

おそらくダートの代替として用いられていましたが、その後はイギリスと同様に下火の時代が続きます。

そして2005年頃、第1次ブームが訪れます。

怪我率の低さからオールウェザー馬場は注目を集め、2007年にはカリフォルニア州が州内の競馬場にその導入を義務付け、同じころにデルマー・サンタアニタ・キーンランド競馬場、そしてカナダのウッドバイン競馬場でもダートコースを代替する形で導入されました

2008年、2009年にはブリーダーズカップがサンタアニタ競馬場のオールウェザーで開催されるまでになりました。

しかし2008年のBCクラシック、G1を6連勝中だった最強馬カーリンが凡走し、ダートで結果が出ていなかった馬が上位に名を連ねました。

伝統と人気のあるブリーダーズカップでこのようなことが起きてしまい、ファンからは伝統的なダートコースへの回帰が望まれるようになります。

またオールウェザー馬場はまだ発展途中であったため、水捌けの悪さなどの問題も発生し、2010年にサンタアニタ、2015年にはデルマーとキーンランドでオールウェザーコースは廃止され、ごく一部の競馬場のみで継続されることとなりました。


そして近年。

各企業による研究が進んできたことや、2009年から前述のジョッキークラブによる怪我の統計的調査が始まり、その効果が改めて認められるようになり、第2次ブームといえる動きが生まれています。。

また以前まではダートコースの代替として用いられていたオールウェザー馬場ですが、現在ではダートの補完であり、芝の代替としての役割が期待されています。

G1レースのフロリダダービーペガサスワールドカップが行われる、フロリダ州ガルフストリーム競馬場を例にとってみていきましょう。

同競馬場では2021年9月にタペタが導入され、世界初の芝・ダート・オールウェザーの3種類のコースを持つ競馬場となりました。

導入から2022年2月頭までで、およそ330のオールウェザーでのレースが開催されました。

雨が多いガルフストリームでは主に雨が降った際に芝レースの代替として使用されていますが、性質が芝に近いこともあり、芝で結果を残している人気馬がしっかり勝つことができています。

また芝とオールウェザーを使い分けることで、芝の消費を抑えることができるというメリットも導入時に想定され、実際に効果が認められています。

ただ導入から期間が短いこともあって未知数な部分も多いですが、調教師達からも概ね好評で、データがないことから完全には認めていない調教師も「選択肢の一つとしてはとても良い」と述べています。

このガルフストリーム競馬場での成功体験をもとに、現在では3冠レースの対象であるベルモントSエイコーンSが行われるベルモント競馬場でも導入が検討されているそうです。

しかしながら暖かいフロリダ州と違い、ベルモント競馬場のあるニューヨーク州は寒く、雪や凍結の問題に対して向き合うことが必要です。

またオールウェザーを導入することは勿論番組表や排水設備などダートにも影響を与えるため、3冠レースにも影響が及ぶことを熟慮する必要があり、この決断は現在とても注目を集めています。


因みにケンタッキーダービーが行われるチャーチルダウンズ競馬場では、ダートコースの土について安全性と競走の面での研究を重ね、砂地75%・粘土地23%・シルト地2%という配合に決まっていて、さらに緊急時にすぐ対応できるよう競馬場の裏にそれらのストックを大量に置いているそうです。

このようにこだわりを強く持っているアメリカのダートですから、安易に影響を与えて良いものでないことは実感できるかなと思います。


ドバイ


ドバイでオールウェザー馬場が導入されていたことは知っている方も多いのではないでしょうか。

2010年に超高額レースドバイワールドカップを引っ提げ、それまで使用されていたナド・アルシバ競馬場に代わってメイダン競馬場がオープンしました。

その際、メイダンのコースはタペタでした。

前述の通り2010年代前半はアメリカでの反オールウェザーの風潮があったため、このタペタの導入は歓迎されませんでした

特に2014年にはドバイワールドカップアメリカからの参戦が0という事態にまでなってしまいます。

賞金が高かったとしても、ダートの本場からの参戦がないとレースの格を保つことができないこともあり、2015年にはダートに敷き替えることを余儀なくされました

その後はご存知の通りです。

2016年カリフォルニアクローム、2017年アロゲートとアメリカの雄が多く参戦し盛り上がりを見せています。

今後ドバイでダートの代替としてオールウェザー馬場が導入されることは無いと言っても良いと思われます。


日本


日本では現在でも調教用のコースとしてのみオールウェザー馬場は使用されています。

今後レースとして導入されるかどうかについては全く未知数ですが、少し考えてみたいと思います。(ここから先は個人的見解になります

実は過去、2007年に大井競馬場にポリトラック導入計画があったそうです。

英米の導入をみての計画であったそうですが、その後全く音沙汰がないことから潰えたものだと考えられます。

理由としては純粋に高額なコストがかかることや、2010年代に世界的に下火になったことが想像されます。しかし競馬の売り上げが急増し、世界的にオールウェザー馬場がまた盛り上がりを見せている現在、再度導入計画がなされるかといわれるとNOだと思います。

それは日本競馬の国際化と、日本が故の狭さにあると考えます。

日本のダート競走で活躍した競走馬は基本的に海外に遠征します。これは2020年にチャンピオンズカップの優勝馬にサウジカップの優先出走権が与えられるようになったことから、まだ今後も続く流れだと考えられます。

そして主な遠征先であるサウジ・ドバイ・アメリカで前述の通りダートの代替としてのオールウェザー馬場は使われないという見込みから、あえて海外ダート競走に適さないオールウェザーは導入しないのではないか、というわけです。

次に日本が故の狭さについてです。

2022年現在京都競馬場が大掛かりな改修工事を行なっていることや、中央・地方ともに売り上げが増加していることから、競馬場の改修自体はネックではありません。

しかし現在のアメリカのように芝の代替としてオールウェザー馬場を導入する場合、ひとつの競馬場に芝・ダート・オールウェザーと最低3本のコースを用意する必要があります

そのスペースが日本の競馬場にあるかといえば、無いでしょう。

加えて、ダート主体のアメリカに対して日本は芝主体です。それこそ大雨であった2021年の大阪杯神戸新聞杯などがオールウェザー馬場で行われたとしたら、多くの人が「なんか違うな」と思うのではないでしょうか。

そうすれば売り上げの低下にもつながりますし、安易に受け入れるべき計画ではないことは確かです。


これらのことから、今後日本にオールウェザー馬場が導入されることは、世界共通で義務付けがされない限りは「無い」と言えるでしょう




おわりに


まず「日本で導入されるかも!?」という入りから、「されません!」という結びになってしまいましてごめんなさい。

今回色々な競馬場を見る中で、「ポリトラック→タペタ」はあるのですが「タペタ→ポリトラック」が殆どなかったことは特筆すべきことかもしれません。

またオールウェザー馬場が日本で導入されるかどうかはさておき、アメリカやイギリスといった競馬大国で近年盛り上がりを見せていることは事実ですので、注目しておいて損はないと思います。

もしかしたら日本馬でも芝よりダートよりオールウェザー、という適正の馬がいる可能性もありますし、国際招待のオールウェザー競走ができるといいなと感じます。

それができた日には、ウイニングポストなどのゲームでも「芝」「ダ」に並んで「オ」が出てくるのやも知れませんね。



ご指摘やご質問、ご感想などは匿名の質問箱(https://peing.net/ja/celiablast)やTwitter(@Celiablast)でも募集しておりますのでよろしければご利用ください。




参考


福島馬主協会「ポリトラックコースと競走馬の健康について」(2012.春)

Courier Journal「Getting the 'dirt' on Churchill Downs' racetrack」(2017.05.03)

HORSE RACING NATION「What are Gulfstream's plans for new Tapeta surface?」(2021.06.10)

CAANBERRY.COM「All Weather Racing Surfaces: Polytrack, Fibresand & Tapeta Explained」(2022.01.18)

BLOOD HORSE「Synthetic Racing Makes Promising Debut at Gulfstream」(2022.02.07)

Wikipedia「Track Surface」(2022.03.05参照)

Wikipedia「オールウェザー(競馬)」(2022.03.05参照)

Martin Collins Enterprise社 公式サイト (2022.03.05参照)

Tapeta Footings社 公式サイト (2022.03.05参照)

All Weather Championships 公式サイト (2022.03.05参照)


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