何が写真たらしめるのか

構図のお話から随分と日が経ちました、お久しぶりです。
前回の最後に構図よりも大事なものという事でチラッと出ましたが、タイトルにもある様に何が写真たらしめているのかについての話題・・・と言うか独り言みたいなものです。
今回は文章のみでの投稿となりますので、申し訳ございません少し退屈な記事になります。
初めにこれは私の主観ですのでこれが正義だ!なんて言うつもりは全くありません、サラ~っと目を通して頂けるだけで十分です、その上で撮られている方の何かのヒントになれば嬉しいです。

この人っぽい写真だよね~だったり、この写真いい味出してるよね~だったり。
よく耳にする言葉ですよね、ではその人らしさや写真の味とは何なのかと一度冷静に見てみるといくつかの要素に分かれている事が見えます。

色の配分が良いや光の使い方や構図が良い、芸術性があるだったり。
こういった要素が見える写真は人の目を引く力を持っています。
ただ、どれも共通して言える事なのですが「どこまで写して、どこで切るのか」それが根本にあり、それを基に色の配分、構図などを決めています。
その根本にある物とは「画角」です。

画角がいかに大事でそこに時間を費やせるかという事は、撮れば撮る程痛感します。
そして画角と同じ位大事なのが「見抜く力」です。
これは美しいと感じる景色や、人物や動物の仕草の瞬間、その中でも僅かな範囲のこの一点が一番綺麗だと感じ取る力です。
この二つを組み合わせ、それを基に構図や色のバランスを考える・・・
とても難しいですよね、私もそう思います。
しかしこの組み合わせにより「その人しか切り撮れないその人の世界」になるのは事実で、ストーリー性だったり光の使い方やレタッチで更に写真に味が出るんですね。

この画角力と見抜く力が本当に大事で、この二つの力=写真力といっても過言では無いと私は思っています。
構図は場を整える力や見え易くする力は有りますが、最初のどこを写すのか、どう写したいのかが大事でそれが欠けるとどんなに構図を決めても伝わりずらい写真になります。
レタッチも然りで、何を伝えたいのかがハッキリしていないと雰囲気が変わっただけの写真になってしまいます。

写真とは何なのかを考えた際、撮る人がこれを見てもらいたかったんだよと小さな範囲に写し撮りそれを伝える手段だと思っています。
そしてそんな切り撮られた一枚が、人の心を動かせる程の力を持っています。
誰でも気軽に始められて楽しめるこの写真、VRの世界でもっと広まって沢山の方と共に楽しめれば良いですね。

次回からはまだネタを考えていませんが、実際に撮る時役に立つような事や気を付けた方が良い事を書き残せれば良いなと考えております。
ではでは。



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